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  • Writer's pictureTomizo Jinno

映像プロダクションのテレワーク

比較的適した業界

インターネットの通信速度の加速によって、映像データファイルのやりとりも大きな障害とは言えないレベルに達してきた今、ほとんどの業務プロセスは離れた場所のスタッフ同士でネットコミュニケーションを使って共同作業が可能です。

企画打ち合わせするプロデューサー

脚本、演出を担当するディレクター

制作進行をするPMがカメラマンと撮影を挙行

素材を編集するスタッフ

MAをするスタッフ

互いに離れていてもコミュニケーション可能です。


社内スタッフ、協力スタッフとのコミュニケーション

ただし、同じ映像制作でもテレビ番組、テレビCM、劇場映画、アニメーションなど、それぞれのジャンルにそれぞれの少しずつ異なる常識的な対応があるため、ジャンル違いのスタッフ間はコミュニケーションを密にして注意深く行わないと、喧嘩になります。

クライアントとのコミュニケーション

「顧客」と呼ばれる、継続的なお客さんと、しかも同種の案件で同じご担当の方との案件であれば、初回打ち合わせさえもネットコミュニケーションで可能です。

 初めてのお客様であっても、その会社の業務や位置付け、案件の目的、ご担当者の考え方が類推可能なことが無いわけではありませんが、現在までのところ1度も合わずに仕事をスタートした経験はありません。


最初の1回だけの打ち合わせで

あとは全部ネットコミュニケーションで納品までこぎつけた仕事は、今ではゴマンとありますが、新規の御担当者、新規事業の案件、ましてや新規のお客様との案件であれば、対面して打ち合わせしないと、かなり危険であることは確かです。お客様とのコミュニケーションは、「想像していることが違う」「考えていることが違う」ことが頻繁に起こるため、まずは1度お目にかかって互いのプロフィールや嗜好性を把握して、相手の知識レベル、経験値、想像力などを測る必要があります。そして相手の視点に立った言葉や方法を選んでコミュニケーションすることで、打ち合わせ結果の理解を乖離させないようにしないと、物別れに至ることになりかねません。


稀な出会い

ただし、人生には相当に相性の良い人と偶然出会うということもありますので、会わずにいきなりテレワークで仕事をスタートするのが絶対に無理だとは、僕は思いません。

願わくば偶然にも相性の良いお客さんとの出会いを願いたいものです。





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