最近はStock Footageと呼ばれるレンタル映像素材が充実してきていて、探してみると意外に狙い通りの映像が手に入ることがあります。完成度の高い素材も散見され、ロケをすれば何十万円、何百万円にもなる素材が非常に安価に手に入ります。
ただし注意が必要なのは
❶EDITORIALと記された素材は、報道や教育目的にしか利用できず、販促ビデオのような商用目的では利用できません。
❷カラートーンが加工されている素材が多いので、編集したときに一貫するよう、色味が似た素材を選ぶか、色調整をして使用しましょう(多くの場合は調整は難しい)。
❸解像度やレンズが異なる素材をミックスする時は、その違いが効果的になるようにつなぎましょう。
❹ドローン撮影素材やタイムラプス素材は、編集時にスピードを変えることで被写体の動くスピードが調整できるので、緩急をつけたり、リズムを一定にした気持ちが良い映像が仕上がります。被写体の移動方向性を合わせる時にはリバース(逆転)再生も使用します。
❺音楽に合わせて歯切れ良い、短いカットでつなぐのが若者向けにはウケが良いです。素材の中でいちばん構図や色合いが良いところを抜き出し、前後のカットとのつながり(コンティニュイティ)にも注意してつなぎ方を工夫してください。
❻素材の中には途中でカクッとなったり揺れていることがあるので、NG部分は使わないで避けてください。
代表的なStock Footageサイト