ビジネス映像制作のコミュニケーションに「シナリオ」を利用するのは実は方便

ビジネス映像制作の工程管理
先週の記事「ナレーションの無い映像作品にはシナリオは要らない!?」の主旨は、ビジネス映像の制作プロセスにおいて、クライアントと制作者のコミュニケーションを円滑にする方法の考察でした。

BtoB映像の制作は、企業組織から発注を受けることがほとんどですので、そのクライアント企業内で「稟議」をあげ「決済」をもらい「発注」いただくための「書類」が絶対に必要なので、その対策としてシナリオを作りましょう。ということです。

 

決済資料不要という案件であれば、シナリオは飛ばしても構いません。むしろ飛ばした方が、制作の自由度が高まり、より良い映像づくりには有利なこともあります。

先週の記事はちょっと誤解を招く書き方でしたので、ここで但し書きを書きます。

 

映像(ムービー)の命はあくまで映像

ナレーションや音楽は、映像のメッセージを補強、補足するものです。

ですから、制作工程にナレーション原稿を利用するのは、実はある意味で「方便」です。

 

進化するシナリオ

シナリオは度重なる修正の上で、一旦完成はしますが、それでもその後のプロセスで柔軟に修正することが、より良い映像作品制作の秘訣です。

 

撮影の段取りが、想定と違ってしまった

これは、制作会社内でも起こりますが、それ以上にクライアントの都合で起こります。決まったシナリオ通りにはいかない場合、次善の策を講じて「撮影前最終稿」を作成、提出します。

 

想定外の映像が撮れた

撮影、作画が終わった段階では、予定通りの撮影ができなかったり、予定外の良い映像が撮れたりすることがあります。せっかく撮れた映像を使わない手はありません。こうした場合には、「編集前最終稿」を提出。

 

あ、そうだ!と気づいたら

そして、編集しながら、より効果的な演出に気づいたら、試写時には「録音前最終稿」を提出します。

 

ナレーションは最小限にする

多くの場合、ナレーションは饒舌すぎますので、これらの過程で、言わずもがな、言わぬが華といった部分は、どんどん原稿を削るのが、定石です。

こうすることで、映像作品は映像作品としての品位を高め、映像でなければ伝えられない、心に届くコンテンツとなります。

 

シナリオは最後の最後まで本当の決定稿にはならない

映像の制作というのは、すべからく予定通りにはいかないこと、こうした柔軟なシナリオ変更に対応いただくことが、より完成度が高く、対外的も評価が高い映像づくりには欠かせないことを、どうかご理解ください。

 


 

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