修繕工事と映像制作〜誰のための仕事なのか

 

人のフリ見て我がフリ直せ

実は今月から年末くらいまで、僕が居住しているマンションが大規模改修工事をしているのですが、その業者(監督)さんの仕事ぶりを見ていて、我がふり直せというお話です。

 

代表同士で決めたことは各組織内で共有

ご承知の通りマンションには何十という住戸があるため、住民代表である管理組合が、工事の施工業社との交渉、やりとりをして仕事が進んでいきます。

どんな仕事でもそうですが、組織同士で合意した事柄は、それぞれがそれぞれの組織内で必要に応じて情報共有することが前提となります。

 

説明会、説明書で情報共有すればそれでおしまい?

大規模修繕工事であれば、住民を集めて説明会も行われます。説明書も配られます。

だから施工業社にしてみれば、例えばベランダに物が置いたままになっていれば「片付けて無いと工事ができませんよ」という言い方になる。たしかに説明会では説明されていて筋は通っています。

でも住民にしてみれば、日常生活を過ごしている場所。例えば蒸し暑くて夜窓を開けたい。しかし虫が入ってくるので、取り外した網戸を戻して使いたい。ベランダの工事はひと段落ついたみたい(ここしばらく何もやってない)だから戻してやろうと考えるのが人情。

さらには、説明会には出ず、説明書もよく読んでいないため、網戸を片付けなくてはいけないことを知らなかった人もいるでしょう。

「明日またベランダの工事をやるつもりだったのに、これでは工事ができない。誰のための工事だと思ってるんだ!」

業社の立場からすれば言いたくなるでしょう。

 

誰が困るのかよく考えよう

何が言いたいかというと、工事ができなくて困るのは最終的にはクライアントである住民、管理組合ではあるけれど、もっと直接的に困るのは工事を行う職人さんたちであり、工程遅れの責任を取らされる監督さん、あなた自身だということなんです。

 

職場にお邪魔して撮影するのも同様

我々映像制作業でも同様に、クライアントの職場や納入先にお邪魔して撮影することが多いため、クライアントの担当者には事前に、職場の皆さんへの注意点や準備しておいて欲しいことは書面と口頭で丁寧に伝えます。とくに我々の仕事は何週間も時間が与えられているわけではないので、その日1日で全部撮り終えるために、相当綿密な計画書をお渡しします。もしその通り用意がされていないと万事休すなんてこともあり得ます。

でも、やっぱり「え!?今日はその作業やってない?」と、撮影したいシーンが撮れないなんてことはザラにあります。

 

撮影なんて大迷惑!?

大規模修繕が日常生活に大迷惑なら、B2Bの映像制作でも、お客様の日常業務の妨げになる「撮影」は大迷惑です。だから社員の方から何か言われたら、担当者に報告、相談して、すぐさま同様のことを他の方に言われないように最大限の対策を講じます。

「撮れないなら、この仕事はできませんね」という訳にはいきません。なんとか当所の目的の映像を納品まで持っていくのがプロの仕事です。

担当者は理解していても撮影先の人たちが承知しているとは限らないことは初めから想定して、危ないと感じた場合には念を入れて確認をとる、万が一想定外な状況になっても代替策を考えます。

 

「そんなこと聞いてないよ」

という言葉は実際にしょっちゅう言われます。

僕らが言わなかったのではなく、担当者が忘れていたとか、意味を取り違えたとか、その職場の上司で話が止まっていたとか、理由はいろいろです。

でも、こちらに責がないからと言ってお客さんを責めてどうなるでしょう。仕事が進まなくて困るのは誰でしょう。あげくは納品に至らず、支払いもしてもらえず、得をする人が居ないばかりか、自分が一番損をするばかりです。

 

仕事を一番わかっている人(自分)が責任をとる

どんな仕事であろうと、我々仕事を請け負う業社というのは、その仕事のことを一番わかっているはずです。あらゆる状況を捌いて業務をぐいぐい前に進める役割は我々の側にあるのです。

そして、トータルでお客さんに「満足していただく」のがB2B映像制作の仕事です。

僕はこう考えて日々、仕事をしています。

 

 

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