報道番組にまで侵食・画像解析の真実

さいきん世間(世界?)を震撼させている暗殺事件。

昨夜はテレビ朝日で特番まで組んで放送されていた。

 

そこでまた出ました「最新の画像解析を行い、判明!」の謳い文句。

いやちょっと待って下さいよ。

おたく放送局でしょ?

そういう言い方すると視聴者は、「何か映ってないものが見えた!?」ように感じませんか?ていうか、それ狙ってるでしょ? と感じます。

 

単純なはなし。「最新の映像解析」で「映ってないものが見える」とか「映ってない事実が判明する」なんてことはないのです。

ニュース内でいろいろ映像を弄くり回しているようにしていた作業は、単なる映像に効果を掛ける編集作業に過ぎません。僕が今使っているこのノートPCに入っているソフトでも簡単にできます。

 

番組の文言は、あたかも「そんじょそこらには無い特殊な技術、技能」であるかのように、分析映像?価値?を訴えかけています。

 

ああした、映像にあれこれ効果を掛けてみることを「画像解析」と名付けること自体は、語彙として間違いとは言い切れません。

 

・分析

複雑な事柄を一つ一つの要素や成分に分け、その構成などを明らかにすること。

(出典:こちら

 

・解析

事物の構成要素を細かく理論的に調べることによって、その本質を明らかにすること。

(出典:こちら

 

でも、番組の文脈は明らかに「映っていない事実が判った」かのように誘導しています。これは明らかに間違いで、編集で効果を掛ける技術は、映っている事実を意図に合わせて強調、表出させているだけです。

 

少なくとも映像技術のことをよく知っているニュース番組制作関係者が「シレ〜っと」使うのはいかがなものかと思います。

「番組の司会者は映像技術に詳しくないから」というのなら、その言葉を副調整室で黙ってみているスタッフは、明らかに視聴者への事実誤認誘導を看過していると思う僕は、考え過ぎでしょうか?

 

映像関係業界外の人からすると、なかなかこの違和感をわかってもらえないと思います。

たかが映像ですが、それを生業として者としては、こうしたマヤカシは看過できません。

B2Bの映像制作業界で働くあなたは、監視カメラが撮った映像を編集ソフトで、輝度や色彩を変えてみせたり、輪郭をなぞってCGにしてみたりすることを胸を張って「最新の画像解析技術」と呼べますか?

 

 

 



 

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