スタジオの白ホリゾントを使って撮影

 虚構の空間だからこそ抽出されるペーソス

被写体だけが注に浮いたような世界だから、抽象的な世界観のなかで虚構であることを前提に、伝えたいことだけを伝えることができる。

 

実は予算が無いのだけれど

ペーソスを抜き出すと言えばば体裁は良いのだが、限られた予算の中で、スタジオで具体的な部屋や場所を創りだすのは、下手をすれば一戸家を建てる、少なくとも一部屋全面リフォームするくらいの予算が必要になるから、中途半端な空間をわざわざ作るくらいならいっそ、ということでこうなることも多い。

 

シュールが創りたいわけではない

ただし、この真っ白な中での映像作りは、シナリオも演出も熟練が必要だ。舞台演劇同様の「お約束」の上に成り立つストーリーだから、一定以上の知識と経験がなければ、単なるシュールな世界が生まれるだけってことになる。

 

この記事は今この写真のスタジオで書いている

この写真の様子は、あるメーカーの家具の組立手順を説明する映像を撮影している。よくある組み立てマニュアル動画だが、ともするとチープに陥りがちなこの手の映像を、一定以上の品位で作り込むには、とても些細だが大切な要素、タレントの選択、衣装や髪型、ちょっとした小道具の選択、などに気が配られているかどうかが大きな分れ目に成る。

 

地味—な仕事ではあるが、仕上がりが楽しみだ。

公開されたらまたお知らせします。

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