びっくりポンの競合同席プレゼン

オリエンの全社一斉はよくあるけれど
映像制作の企画コンペへの参加要請をいただいて、オリエンテーションは全社同時に行うとのこと。

 たまにあることだけど、オリエンというのはヒアリング、取材でもあるので、すでにここから実力というか、我々の制作経験や企画能力の違いが現れる機会。同種の企画や制作内容についての知見があれば、より深い事情を聞き出すこともできる。逆に経験が乏しい業者ならば、何を質問しなくてはならないかもわからないだろう。

 それを全社同席でしてしまうと、こちらの取材スキルにタダ乗りされてしまうことになる。もちろん、案件情報(事実)は公平に共有されるべきだが、事務的な質問と回答では感じ取れない生のやりとりの空気感(ニュアンス)は、企画立案のための重要な鍵なのだ。

 だから、そうした重要かつ微妙な状況を把握するための質問は、結局その場では行わずに、後日別な方法で試みることになる。企画コンペというのは往々にして時間が長くもらえない。時間がたいへんもったいない。

 

びっくりポンはプレゼンだ

そして、今回そのオリエンの席で、もっと驚きの事実が申し渡された。なんとプレゼンを競合他社全社同席で行うというのだ。

じぇじぇじぇ!(古い?)

 

最近たまにあるらしい?

びっくり仰天だったけど、ある人から「相手がどんな企画出したかわかるから公平なんじゃないの?」と言われて、目から鱗。たしかに「この企画に負けたなら仕方がない」と思えるならば、心も平安か!?

 いやいや、そうでもない。

「なんでこんな姑息な企画がいいんだよ!?」ってことだって十分ありえる。だから絶対心穏やかではないことは確かだ。

 

プレゼンがディベートの場に!?

これもある人がネットに書いてたんだけど、こういうスタイルのプレゼンの場合、競合他社が競合の企画にツッコミを入れたり、批判をするのもアリだとか!?それ本当ですか!?

 自分も自身で映像の企画をつくり、シナリオもつくるから言うのだが、僕らはどんな相手であろうと、プロの肩書でクリエイティブを売ってる人に、公然と批判や攻撃を加えるなんてできない、したくない。それがプロに対する敬意だから。

 

「自分が批判されるのがいやなだけなんじゃないの?」

って?そう、確かに批判されるのは気分が良くないが、それ以前にプロの仕事というのは、必ず様々な条件設定や組織の理論の上に成り立っているから、それらの事情を知らぬ人間が批判したって的外れなことが多いのだ。

 

あまり趣味がよろしいとは言えないと思います

そもそも民間企業である発注社の企画選び、業者選びが「公平」なんてわけがないのです。経緯やら組織の理論やら、いろいろ事情がある。僕らコンペに参加する会社は、そんなことは百も承知してます。
 ですから、どうか我々シモジモの制作者の血と汗の結晶を賭けた(!?)戦を高見の見物というのはご勘弁ください。
 

 

 

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