コンポジットアニメの台頭〜コンポジションとは(その1)

November 19, 2015

WEB検索してみると
最近目にする(耳にする)ことが増えた「コンポジットアニメ」を検索してみると、アニメ制作に関連して「撮影=コンポジット」として記述されているページがいくつかヒットします。そのものズバリは、現時点では見つかりません。(この記事を公開したら、この記事が最上位かな?)

ちなみにアニメ制作工程でいう「撮影」とは、デジタル作画になる以前は、セルロイド(のちにアセテート)の透明シートにキャラクターやオブジェクトを描き(セル画)、紙に描いた背景画と重ねて、ひとコマひとコマ、手作業でフィルムやビデオに収録していく作業のことを言いました。


「撮影」は大事な工程

このアニメの撮影という工程は、単純に収録しているだけの場合もあるようですが、極めていけば様々な表現技法があり、キャラクターやオブジェクトの動きや質感、背景の世界観を決定づける重要な仕事です。演出家が求める完成度も、この職人の技術とセンスで左右されてしまうこともあるほどです。


デジタル時代のアニメ制作

で、デジタルの時代に入って、アニメの制作現場からは手描きのセル画は姿を消し、殆どがコンピュータで描かれるようになりました。しかし、背景の上にキャラクターやオブジェクト(演出上の役割を持った形状物)を重ねるという原則は変わっておらず、そのひとコマひとコマ(一枚一枚)の絵(いわゆるCG=コンピュータグラフィックス)も「セル」と呼ぶ習慣は残っています。


いまも残る「撮影」という仕事

同時に「撮影」という仕事も、実際の光学式のレンズ(カメラ)を使わないだけで、背景とセルを合成して1枚(ひとコマ)の絵にするという、作業内容はまったく同一(むしろ守備範囲は広がっている)のまま「撮影」という呼び名の仕事として残っています。


むしろ可能性が広がっている

映像編集ソフトがそうであるように、この合成工程で使うことができる効果(エフェクト)はどんどん開発されていて、デジタルアニメーションで描くことができる世界観はどんどん広がっています。


撮影=コンポジション COMPOSITION

そして、ここでいう撮影という仕事を英語にするとCOMPOSITION コンポジション になります。すなわちコンポジットアニメーションとは、「コンピュータソフトを使って描いた静止画(セル)を、背景上にレイアウトして、各々に動きをつけて撮影した(書き出した)映像(動画)」ということになります。
「背景」は実写の動画や写真、カラーバックなどのテクスチャー、と様々です。
 

 

 

 

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