会社案内を映像でつくる

 

尺(時間)の問題
 以前は大手企業や事業団体は、会社案内と言えばパンフレットに加えて、映像による会社案内ビデオも半ば常識的に制作していました。尺(時間)にしてだいたい10分から15分程度の完成尺を求められることが殆どでした。

 それが、ここ3年くらいのごく短期間で、パタッと制作されなくなった感があります。言わずと知れて「そんな長いもの誰が見るの?」という理由です。なぜ、ここ数年でそういう感覚が常識化したのかは、稿を別に譲ってゆっくり考察したいと思います。

 

会社案内ビデオは死んだのか?

 じゃあ、会社案内を映像で行うことは意味が無いかと言えば、むしろ需要は高まっているように感じます。ただ、それを観る場所と媒体がまったく替り、殆どのシチュエーションが「個人的」に「ひとり」で「パソコン」で観る、となりました。この視聴環境、視聴スタイルだと、どういうことになるのか。

 以前の長尺?な会社案内ビデオは、会議や集会、研修やセミナーといった場所で集団で観る(観せられる?)、あるいはDVDを「見ておいて下さい」と言って渡されました。この視聴環境だと、視聴者は利害集団の中での振る舞いを求められるため、時間が長かろうと、作品がつまらなくても(我慢して?)観るし、盛り込まれた情報はちゃんと把握しようと努力します。

 ところが今の時代は、映像はネット上に置かれ、パーソナルな視聴環境で観ることが殆どです。そこには「いや、素晴らしい会社ですねえ」なんておべっかをいう必要も相手も居ないわけですので、パソコンやスマホの画面で、見たい動画だけクリックし、つまらなければ他に移るという行動、すなわちまったく持って「本音」で「素」の、個人的な好き嫌いの次元で映像を評価する(無視する)という振る舞いが平然と行われるわけです。

本音で評価される映像制作とは

 嘘の無い映像。リアリティを感じる映像。時代の空気を反映している映像。タイムリーな映像。カッコイイ映像。おもしろい映像。話題性がある映像。カワイイ映像。etc...
 思いつくまま羅列しましたが、切り口はいろいろあると思います。いずれにせよ、ひとりひとりの視聴者が、上記のようなインプレッションを感じるような映像作りが求められる時代だと思います。言い換えれば、視聴者は老若男女、学歴も職歴も経験値も千差万別。そして切り口も無数。となれば映像の企画も無数のバリエーションが考えられることになり、つまり「会社案内」と言えども、従来の常識に囚われない企画とマーケティングで世にリリースして行けば、従来とは異次元の効果、例えばブランディング効果なども狙えるかも知れません。

会社案内映像はネット企業CMに代わる
 短尺で会社を知らせる動画、つまりこれってテレビにおける企業CMと同じであって、ということは今の時代、ネットでの動画拡散はCMの放送料金に比べれば破格に安価にできることを考えれば、企業の皆さん、WEB動画で会社案内(CM)、これはやらない手は無いですよね?

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