脳科学との出会い

October 16, 2014

第四回「豊洲の港から」に参加して 〜NTTデータ オープンイノベーションフォーラム

 

 いきなり「ここに脳科学か心理学のPh.D.を持った方は居ますか、手を挙げて下さい」と問われた瞬間は、「あらら場違いな会に出席してしまった」と、その場を逃げ出したくなった。


 基調講演のテーマは「ニューロについて」
 講師・萩原氏によれば、脳科学は現時点では体系的な知見をもって人間の心理や行動を明快に解き明かすというレベルには達していないが、世界中の様々な論 文や研究成果は膨大であり、それをビッグデータの鍋の中に入れて再処理すれば、様々なイノベーションの緒を掴めるのではないか・・・、大雑把で申し訳ない が、氏の話を僕はそのように理解した。


 その後のパネラー・森下さおり氏(株式会社電通サイエンスジャム)が、猫の耳の冠り物(脳波を検知して耳の部分が動き、脳の状態(喜怒哀楽?)を表 す!)をして登壇し、田中尊信氏(株式会社センタン)が路上看板の視認性評価にアイポインターと脳波等のセンサーを組み合わせたシステムでサービスを提供 している、等の話を伺うにつれて話題はグッとリアルなビジネスに降りて来た。


 さらにはフォーラム後の懇親会でDOOBスリーディー社のウォークスルー3D映像を拝見するに至っては、すぐにでも商談をスタートさせた方がいいかしら、と思った次第。


 たまにはこうした場にも顔を出してみるのもいい。なによりも自分が動かなければ面白い人にも出会わない、ネットを泳いで情報を拾っていただけでは何も始まらないなあ、と思いを致した夜でありました。



(画像について)
 

 20世紀が終わる頃、ある大自動車メーカー20年先の技術開発ビジョンを映像化するという仕事をいただいた。その中に「人間を科学する」というテーマが あり、まさに脳の研究を自動車開発に反映することを謳っていた。映像化するのに難儀をしたが、結局レオナルド・ダ・ヴィンチの解剖図にお世話になった記憶 がある。ルネサンス期のイラストでありながら先端科学のテーマを象徴する画像として利用できてしまうというのが面白いと思いませんか?
 画家でありながら科学者であったダ・ヴィンチ。(科学者でありながら画家だったのか?)考えてみれば、今回のフォーラムのテーマ「ニューロ」「マーケティング」「デザイン」「プロトタイピング」の始祖と言ってもいいのでは?道理でしっくりくるはずだ。


 そうしてみると、脳科学をデザインやマーケティングに結びつけるという仕事は、やっぱり天才の仕事なのかも知れない。

 


 そうか、だからPh.D.が要るわけだ、納得

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