top of page
Search
  • Writer's pictureTomizo Jinno

量産による動画制作のコストダウンを考える②

一度に大量発注する

数多くのタイトルを、類似の構成で制作するならば、共通部分や「雛形」として使えるパターンを設定すれば、撮影工数、編集時間、制作時間を大幅に削減して、コストを下げることができます。ただし、原則として同時発注いただかないと、各工程の作業が集約できないため、コスト削減効果が産み出しにくくなります。


長期間契約を結ぶ

年間数十本の制作であれば、制作会社がフリーランススタッフと年間契約をして専任のチームを編成してあたることで、総予算を大幅に抑えることもできます。熟練によるコミュニケーションや作業時間の省力効果も大きなものがあります。


クライアントさんとの分業

目に見えないけれど、いちばん時間、能力、労力が居るのが企画案、構成案、調査などの撮影前作業です。このプロセスは何度にもわたる「提案」「打合せ」「修正」「提案」を繰り返しますので、コミュニケーションによるロスも大きいものがあります。このプロセスをクライアントさんが担当すれば、大幅な時間短縮、コストダウンが可能です。あるいは、企画、構成担当者を制作会社からクライアントに出向させて業務にあたるのも、効果が期待できる方法です。


完全お任せスタイル

これはめったに採用できる方法ではありませんが、創業家支配の企業や、会長や社長が絶大な権限を持っている時に、その会長、社長から絶大なる信頼をもらって、「以心伝心」で企画制作を行い、原則的にクライアントからの注文はテーマと切り口くらいだけ・・・というような場合です。制作会社としては提案・修正などのプロセスを減らして、自社都合で制作スケジュールを立てられるため、とても効率的に予算配分でき、最終的に予算も抑えられます。ただし「信頼」をいちど失ったらおしまいですので、絶対に期待をハズせません。

量産による動画制作のコストダウンを考える②

bottom of page