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  • Writer's pictureTomizo Jinno

映像屋のひとりごと。風は矢印が指す方へ吹く?

今年最後?

今年は比較的台風が少ないうちに、シーズンも終わったかな、と思っていたら最後に?大きなヤツが来たようです。台風シーズンになるたびに、テレビの天気予報を視聴していて、僕が違和感を覚えるのは、画面に表示される風向きの記号です。


矢印の向く方向に風が吹く

NHKでは、矢印の先が向いている方向へ風が吹く・・・そういう表記になっています。僕はこれ、逆の方がシックリくるのですが、みなさんはどうでしょうか?なぜ逆なのかというと、風向計のセンサー部、つまり風見鶏の部分は、多くが矢のカタチをしていて、矢の先は「風が吹いてくる方向」を指しているのです。物理的にそういう仕組みでできています。さらには、センサーが感知した風向(+風速)を表示する表示盤、デジタルではあるけれど、360°の目盛りが切ってある円周に向かって、これも矢印が風の吹いてくる方向を指すようにつくられています。ただし、この表示盤、僕がよく目にするは、ヨットの航海計器のひとつとして取り付けられているものです。もしかしたら、気象台の表示盤は逆なのかも知れません。


公共放送NHKは、このことを知らないのか?

事物を単純化して視覚的に理解を促す端的な記号・・・インフォグラフィックというは、誰が見ても同じ情報として捉える・・・というのが大きな前提になっているはずです。天気予報番組で使われる、各種記号もそういう意味ではインフォグラフィックです。そのユニバーサル性において、間逆な理解をする可能性のある記号の使い方を、NHKがしていいのか?


問題に思うのは僕だけみたい

以前、このことをFB上で話題にしたら、同じヨット仲間が「まあ、いいじゃん」と宣うではないか。「そうかあ?」「そんな軽い話しかあ?」と思うのは、僕だけ?

映像屋のヨット乗りだからかなあ・・・。

インフォグラフィックが、人によって真逆な理解をする可能性がある、なんて問題ですよ、やっぱり。

映像屋のひとりごと。風は矢印が指す方へ吹く?


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