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  • 株式会社映像設計 プロデューサー 神野富三

創作しない人は仕事がなくなる

Updated: Mar 3, 2020

能力とは「案」をつくること

馬鹿を言ってはいけない、方針を示すための情報収集、判断材料、方針案は誰が創っているのか?能力とは、その「案を創る」ことができる頭脳のことだし、その実務力のことだと思うが、違うのか?


人を集めることは能力?

もちろん人の人望を集める力、指導をする力も能力ではあるが、創作できない人(アイデアがない人)に、がそうした力を持っていると言えるのか?と僕は思う。ただ「(組織の)上に上がっていく」ということは「能力」ではないだろう。


コミュニケーション力崇拝

どうも昨今、「コミュニケーション力」が組織人の必需品で、上昇志向には絶対条件。実務を実行するのは「下流の人」に任せておけばいい、という考えが蔓延してきているみたい。

こんなこと、よく考えなくてもわかると思うが、コミュニケーションとは「情報の流通」であって、それはどれだけキャッチボールしようが、遠くまで流れていこうが、どこまでいっても等価交換だ。財は生まれない。


財を生むのは創作の賜物

財を生むのは、「それを実行すると投資以上のリターンがある仕組み」の方である。

だから、その仕組みを創作した人の方が偉いに決まっているし、実務実行した人の方がどれだけご苦労さんなことか。

どうもきょうび創作できない人が威張っている。

実務やらないことが偉い証拠のように思っている人が多い。

「創作しない仕事」は、まっさきにA.I.に取って替わられると思うのだけれど、怖くないのかな?


モノづくりを革新していく人が必要

ただ「ものづくりが大事」という思想は、危ない。「前と同じようにつくる」「熟練して精度が上がる」。ここまでは、誰でも継続してその仕事を続けていけば、努力する人ならやがて手に入れる。企業を継続していく上で大事なことは、たとえ伝統的なものを作る仕事であっても、いつも新しさを取り入れ(創作して)、そのものの価値を革新していく人だ。


「製造業の中部」ではだめ

この呼び名に安心していてはいけない。アップルやボーイングが行う「創作」の下で、指図を受けてモノを作っているだけではジリ貧である。

こうしたことは映像制作業も同じ。前と同じことを繰り返していては明日はない。そう心を戒めて経営にあたっている。


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