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  • Writer's pictureTomizo Jinno

ワンマン映像制作ふたつの潮流

もうプロダクションの時代は終わった!?

今の時代、大企業との取引で大規模な案件でない限り、フリーランスの映像クリエーターひとりでも、それなりの映像が完成できてしまう。

僕はそういう人をワンマンプロダクションと呼んでいるけれど、今日の話題はそのワンマンプロダクションにも2種類のタイプがある、というお話です。


TYPE1:カメラマンが演出も編集もおこなう

撮影機材はビデオカメラ、デジタル一眼、ミラーレス一眼、小型アクションカメラ、ドローンに、ジンバルやスライダー、ミニクレーンなどを自前で持っていて、機材には煩いし、新しい機材が出るとすぐ購入しちゃうタイプ。

編集機材(パソコン)も高スペックで、編集ソフトはもちろんだが、アフターエフェクツや簡単な3DCGなら自分で作成しちゃう人も多い。

「映像先行」なので、画質にもうるさく、今ならベーシックなカメラは4K撮影が普通になっている。編集時にはカラーグレーディングもしっかり行って、全体のトーンを自分好みに染めることを好む・・・という感じかな。

弱点として多いのが「シナリオは苦手」「演出は定番的」。もちろんみんながじゃないですよ、傾向として、です。あと、クライアントとのコミュニケーションはできるだけ最小限に済ませたい性格の人が多いかな。


TYPE2:演出家がカメラも編集もおこなう

カメラワークや画質管理はちょっとラフ。ただし、やたら凝りまくった撮影をしたりすこともある。機材にはあまり拘らないので、自前のカメラは1、2台で、他に必要になる機材はレンタルするか、カメラマンを機材付きで雇っちゃうかも。編集の技量については、人によってばらつきがあり、カット編集とテロップ入れしかできない人もいれば、ビシバシとアフタエフェクツしちゃう人もいる。当然、機材もそれぞれに相応なものを所持している。

「演出先行」なので、完成する映像については安定していることが多い。クライアントとのコミュニケーションは比較的上手く、調子がいいので好かれる!?(←偏見!)

どちらもいい

発注する仕事の目的や媒体、性格によって、どちらのタイプの人にお願いするか考えると、コストパフォーマンスが良くなりますよ。


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