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  • Tomizo Jinno

動画クリエーターで食べていける?

ユーチューバー・インスタグラマー・ティックトッカー 近年生まれてきた、こうした「動画クリエーター」に対する職業名(?)。本来これらの職業にはいくつかの要素があります。

・企画する ・ビジネスにする(マネタイズ) ・台本をつくる

・演出する ・出演する ・撮影する ・編集する ・音声をつける ・配信(納品)する ・視聴数を上げる 人それぞれのイメージ しかし、実際には人それぞれにひとつ、ないしはいくつかの要素に偏った仕事としてイメージしています。特に若年層にはその傾向が顕著です。


YouTuber = タレント ユーチューバーに憧れるティーンエージャーの多くは、ユーチューバーというのはその動画に出演している人のことだと思っていますし、インスタグラマーを目指す若い女性は自身の美しさやプロフィール、個性を写し伝えることが仕事になると考えています。


動画クリエーター=カメラマン?エディター? 一方、20代、30代の男子の一部はカメラ技術や撮影技法に習熟していることが動画クリエーターに必須だと考え、男女を問わず学業が終わり社会に出て動画制作業を志望する人の一部は、編集技術さえあれば食べていけると考えています。もちろんこれらは僕の感想(ネットを眺めていて感じること)ですので、どこまで事実かは示すことはできません。

分業からマルチタスクへ さて、映像文化というのは、人類の歴史上、まだ百数十年しか経過していませんが、ビジネスとしての映像制作の仕組みはどんどん変化しました。少し前までは何人、何十人と関わらなければできない分業ビジネスでしたが、今は一人でもできてしまいます。全部一人でやってしまうクリエーターがいるのですから、制作予算もどんどん集約されていくことは必至です。 特にカメラマン、照明マン、編集マン、音声マンの仕事は、どんどん技術革新が進み、長時間・期間の学習、習熟がなくても「なんとなくできているように見える仕事」ならできてしまいます。さらにはA.I.の進化によって侵食される可能性も高いものです。 なお、動画クリエーター=出演者と思っている人は、映像技術とタレント性は異なる世界のことですので、そもそも動画クリエーターというジャンルで語ることは間違っています。 A.I.に侵食される? 企画、台本、演出というのは、テンプレートに載せるような仕事を除いて、クリエーターの資質や習熟、経験値によって品位が変わるので、一定以上の品位を生み出せるクリエーターは、継続して仕事をやっていくことでギャラも上がっていく可能性があります。しかし、カメラマン、エディターという職業は、一部の特別な人たちを除き、ほとんどが日当、時給でギャラ計算されますので、月額30万円にもなれば御の字、というのが実態です。


動画クリエーター=マルチタスク 企画、台本、演出という仕事は一般に時給、日当計算ではありません。こうした付加価値的対価を受け取れるようにならないと、一般世間並みの生活を送るのは難しいのが動画クリエーターの世界です。 ゆめゆめ「映像編集で食べていこう!」なんて簡単に考えてはいけません。まず、自分が人に比べて秀でた感性や創作力を持っているかよく考えてみましょう。Premiere proやAfter Effectsが使えれば食べていけるなんていう誘い文句を真に受けてはいけません。