• Tomizo Jinno

B2B映像の「シナリオ」とは(その2)

企画≒シナリオ

大きなプロジェクトの場合、まず「企画」を提案、策定するところから始めますが、ビジネス映像では「○○を映像でPRする」ということで、すでに企画は決まっているとも言えるため、よほど奇抜なアイデアを求められる場合を除き、実際には企画提案=シナリオ提案となります。


プロジェクトのスタートは共通認識づくり

超短尺映像ではない(1分以上くらいから?)企業映像は、制作する映像に盛り込むコンテンツ(情報)を整理して、クライアントと共通認識を得るところから、プロジェクトは始まります。

要件を箇条書きにたものをクライアントが用意する場合もありますが、そうした場合でもまず取り掛かるのは、その共通認識を得るため「シナリオ作成」です。このシナリオがクライアントと制作会社の制作契約の前提となる、仕様書となります。IT業界風に言えば「要件定義書」です。


共通認識=シナリオ

シナリオは「画像」欄と「ナレーション」欄に分けられていて、すべて文字・文章によって作成します。

演劇の脚本とそう変わりません。


シナリオの軸=ナレーション

ビジネスに供される映像を制作するためのシナリオは、多くの場合、「ナレーション文」を作文することから始まりますが、ナレーション欄に書いた文章が最後までそのままナレーションとなるとは限りません。いくつかの文章は画像が語ることになり、ナレーション文言は不要になることも多いからです。


シナリオライターという仕事

B2B映像のシナリオライターには2つのタイプがあり、ナレーション作成と同時に画像の流れを考えていて、カット割りに近い記述を映像欄に書き込む人と、画像のことはディレクターに任せることを前提に、ざっくりと画像が捉える対象、狙いだけを書き込む人がいます。

前者は自身も演出(ディレクター)や編集を行う人の場合、後者はシナリオライターだけに徹する人である場合です。

文字シナリオだけで契約成立

以前のB2B映像、VPと呼ばれる10分以上あるような映像のシナリオの場合、前者のタイプのシナリオライター(兼ディレクター)のような人でも、(頭の中には画像ができていても)シナリオの画像欄には大雑把な項目を書くだけで、後者タイプの場合も含め、こうした「文字シナリオ」を完成させればクライアントとの企画共有作業は終了。それを基に見積もり、契約を交わして受注成立でした。

絵コンテ

しかし、今はシナリオ+絵コンテを求められます。

さらに最初のシナリオ提案の段階から画像説明欄を実際の絵にして、「絵コンテシナリオ」を求められることも増えてきました。

こうなると、シナリオライター専業という人では絵コンテを作れないので、勢いこうした絵コンテシナリオの作成はディレクターが行うようになりました。時代背景として映像が3分前後と短尺であることが当たり前になってきたこともあり、シナリオ能力(構成力)はあまり必要がなくなってきたことも手伝っているでしょう。


絵コンテで映像が想像できますか?

ただし、絵コンテシナリオから、1コマ1コマのカットの尺は読み取れませんし、カットの切り替わりの効果編集、その時の音楽、台詞、ナレーションの相乗効果がどのようにそのシーンを印象づけるかは、一般の方では想像できないのではないでしょうか。

(つづく)


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