• Tomizo Jinno

B2B映像の「シナリオ」とは(その1)

Updated: Feb 18

「映像」の特長とは

新聞や雑誌のような紙媒体に掲載される広告、ビルの屋上看板や地下鉄の車内に掲示されているポスターなど、つまり静止している広告や表現物との比較で、「格段に情報量が多い」という特性が「優れている」、とよく言われます。


コマ数は情報量を表さない

物理的なスペックで見れば、映像(動画)は一般に秒間に24コマとか30コマ、多いものだと60コマの静止画が入っていますから、たしかに1秒の視聴ですでに紙媒体の数十倍の情報が入っています。

でも、人間の目と脳味噌はそのような超スピードで送られてくる情報を識別できません。

我々映像制作者が、映像を切り取り繋ぎわせる作業(いわゆる編集)を行う際に、1カット(被写体は動いていることもあるし静止していることもあるが、1つの事象を捉えているとする)に映っているものを視聴者にしっかり認識してもらおうと考えると、概ね6秒以上の時間を与えます。つまり秒間30コマとすると、結局180コマは同じ画像が続きます。

だから、多くて1分間で10画像ということになり、例えば雑誌広告が各ページに全面で掲載されていたとすると、12秒でページをめくりながら各ページの画像を見ていくことと、そう変わりません。

むしろ、雑誌であれば気になることがあれば、ページを繰る手を止めれば、さらにしっかり確認できます。

逆に映像の場合は、さっさと次の画像に行ってしまいますから、「あれ?」と思ってももう1度確認するにはかなりの手間が掛かるため、大方はそのまま見送ってしまいます。


情報量が多いことが仇となる映像

こうなってくると、映像だから情報量が多い、ということが返って仇となり、視聴者には結局何がなんだかわからない・・・ということになります。

映像メディアの優位性は、実はコマ数の多寡ではありません。

連続する(動く)画像、ナレーション(言葉)、音楽・効果音などのマルチなチャンネルの情報を同時伝達できるという意味で「映像は情報が多い」のです。経験ある映像制作者であれば、普通こう考えます。


情報を並べ替え組み合わせる

これによって「人の感情を動かす」ことができるから映像は優れている、と考えるべきでしょうし、そういう映像を作ることができる人が、プロの映像制作者ではないでしょうか。

映像とは、視聴者を「理解」からさらに「納得」という深さまで連れていくことができる技術です。

B2Bのために制作する映像は、映像企画者(我々におけるクライアント)が伝えたい、伝えなくてはならない情報を、視聴者(クライアントが伝えたい相手)に確実に理解してもらい、そん人たちに次の行動に移ってもらうことが目的です。


シナリオが成否を決める

そこで大変重要なのがこの「シナリオ」なのです。

マルチな情報をうまく調和させて、雰囲気や気分、時には「意味」を醸成し、情報量が多いことが「仇」とならないように、流れの速さや順番の指定も、シナリオが行っています。

(つづく)


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