- 株式会社映像設計 シナリオライター・ディレクター 神野富三
インフォグラフィックスで共済商品を解説
昨年の秋から制作を進めていた、全トヨタ労働組合連合会「ゆうゆう共済」の商品説明映像がようやく公開されました。
34万人を超える全ト労連独自の共済制度「ゆうゆう共済」は、会員数(加入者数)の多さから、一般の共済と比べてもとても有利な運用がされていますが、いっぽうで共済という互助的な性格があるため、加入者数の維持・確保は至上命題です。
また、勧誘する営業マンという専任スタッフはおらず、組合の役員が仕事のかたわらでおこなっているという現実から、可能な限り人手と手間を掛けない営業活動の一助にしたいというご要望から、この映像の企画がもちあがり、代理店様を通じて弊社がその企画からお手伝いしてきたものです。
保険もそうですが共済もまた、契約者(加入者)の年齢構成によって運用成績が異なるため、できるだけ若い世代に多く入って欲しいという事情もあるため、こうした映像によるプロモーションがとくに有効であろうという事情もあり、映像コンテンツの制作という方針に至ったとも伺っています。 共済(保険)という制度は、その性質から、行政機関による規制が強い分野のため、商品の名称や説明に専門用語や難解な用語が多く、その言葉を聞いただけでは、意味や意図がよくわからないものが数多くあります。今回の映像の企画では、とくにそうした業界常識で「見過ごされてきた説明」について、アイコンや図表、文字に動きなどで、直感的に理解していただくことに留意しました。
アイコンを多用、図表の動きで仕組みや制度の概念をイメージ的、直感的に理解いただけるよう、シナリオはもちろん絵コンテも僕がすべて書き起こしました。アニメーション制作は僕が長年信頼する猿渡さん。共済業界ではこれまで、ありそうで無かった画期的な映像ができあがったと思っています。
こうした映像制作の工程には、通常よりはるかに数多くのチェック機関のチェックを受けなくてはならないので、工程上の確認書類も非常に数多く作成しました。
その作業の内容は・・・ここには書けませんが、「根気」無くしてはできない仕事ではありました。