- 株式会社映像設計 代表取締役プロデューサー 神野富三
採用動画またはリクルート映像の企画で困ったら
Updated: Mar 3, 2020
採用は「最悪」を通り越して「終わっている」という様相
昨今の採用事情は、ほんとうに厳しいというか、末期的な環境にあると言っても過言ではないようです。求職者にとっては我が世の春でしょうけれど。
僕が今より20歳若かったら、もしかしたら転職も引く手数多(あまた)だったのか?
今の自分と同等の知見と技能を持っていたら、という前提だけど。
採用に映像・動画は定番なれど
さて、採用活動に映像を使いたいというご相談は、それこそあまたいただくけれど、世間を見渡すと、その相談の多さとは裏腹に、出来上がったリクルート用映像はそう多いようには思えない。弊社がこれだけ相談をもらうのならば、他社にもたくさん案件が持ち込まれていて、もうちょっと世に出ていてもいいように感じる。
このギャップを分析すると、たぶんこういうことだと思う。
第1位
「そんなに予算が掛かるとは思わなかった」
で、案件はお流れ。というパターン。
ある調査によると、採用活動全般のために外部に支払う金額の平均が、ひとりの採用に50万円弱だそう。人事部の担当者が2人で年間10人採用でき、1年の半分は採用活動に従事していると仮定すると、平社員クラスであっても500万円/10人=50万円。
50万円+50万円=100万円が、社員ひとりの採用に費やされているわけだ。
さて、採用ビデオの制作に掛ける費用は、いくらくらいが妥当なのだろう?
第2位
「いざ企画を考えてみたら、良い案ができなかった」
これも意外と多いと思います。
我々プロダクションの人間を呼んで「何か良いアイデアをください」と言われるのだけれど、映像ソフトができることは「何かを伝えること」。
何を伝えたいのか、そもそも伝えたいこと、伝えきれていないことがあるのか?
とお尋ねしても、多くのことが「これは説明会で説明してる」「それはリクルートサイトに掲載してる」「それは面談時に・・・」と、すでに情報は出してあることばかり。
「そうなんですよね・・・」
では、と
「説明会のブースに人を呼び込みたい。そのきっかけづくりを映像でできないか?」
ともよく言われます。
冗談で「男子学生なら、綺麗な女子社員の映像を流しておくのが一番効きますよ」と言える相手なら言いたくなりますが、これはさすがに口にしません。
けっこう深刻なこと
この第2位の問題は、実はとても辛辣な事情でもあります。
つまり、学生や転職者に対して強くアピールできる点が無い、最悪の場合、希望が持てる未来の話が無いという、就職先としては最大かつ最終的な問題が浮かび上がってしまうのです。
僕ら映像の企画を考案する人間は尋ねます。
「この会社の10年後はどんな会社であることを目ざしていますか?」
「それを語ると説得力があるリーダーはいますか?」
この質問をすると、多くの場合、案件がストップします。
だから聞けないのですが、これが無いと映像作りは大変難しくなります。
これに近いことを質問すると「そうだよな、うちの会社の未来ってどうなんだ?」と固まってしまうのです。
でも待ってください
絶対にこれがなければ映像作りは無理か?というと、そういうことではありません。ビジョンやリーダーを大事だと考える人を好ましく思っているのは、われわれ年配の人間だけかも知れません。
今の若者たちには、ビジョンやリーダーが大事だと思っている人は、あまり多くありません。
会社の魅力は、もっと別なこと
かも知れません。
いえ、たぶん別なことなんです。
この先は、弊社に採用動画ないしはリクルート映像の制作を企画されるときにご相談ください。きっと良いアイデアをご提供します。
