• 名古屋WEB動画制作所  管理人 神野富三

ナレーションの無い映像作品にはシナリオは要らない!?


説明が難しい 前回の「ビジネスをPRするための長尺動画コンテンツの制作プロセス」では、BtoB映像の制作工程は、まず文字によるシナリオからはじめましょう。という趣旨で書いたのだけど、読み返してみると、よく伝わらないかも知れないことに気づきました。

そもそも最近のビジネス映像もナレーションが入っていないものが多くなってきたことと、映像の時間尺が短いため、クライアントさんもシナリオを目にする機会が無くなったのではないか。映像企画の提案プロセスの常識が変化したかも知れない。と気づきました。

パッと見て

今はプレゼンテーションを作成するとき、「文章なんて読まないからパッと見て解るようにしろ!」と言われる時代です。

まして「映像制作」なんだから、提案も映像サンプルが有って当たり前じゃない?とシンプルに思うかも知れません。

近年、映像制作産業に平面デザイン関係のデザイナーや、クリエイティブディレクターが参入してきたことで、制作工程を画像資料でコミュニケーションしたい人が増えてきたことも、理由としてあるかも知れません。

読んでもらえないシナリオなんて無意味?

手っ取り早く仕事を進めるために、シナリオなどという読んでもらえない可能性が高い文書をあれこれ考えるのではなく、パッと見た目で「わかる」「わからない」「好き」「嫌い」と判断してもらえた方が、仕事が早いと考えるのも、一理はあります。

「パッと見た目でわかる」という提案書って?

ようは数カットの画像とキャッチフレーズのようなコピーが目に入ってくるような書類ということでしょう。しかし、動画は、ひと目で見渡して一覧できるコンテンツではありません。

映像(動画)には時間軸とスピードがある

15秒とか30秒のCMならば、数枚のイメージ写真や絵コンテで伝えられるでしょうが、数分以上という時間の流れの中で、視聴者の感情(理解、共感)を押したり引いたりしながら画像を見せていくBtoB映像コンテンツは、その映像の時間軸と同じ長さ、同じスピードで見ない限り、どういった内容なのかを正確には理解できません。

ひと目でわかる提案で映像をつくると

CMよりはるかに長いBtoB映像を数枚の画像とコピーで提案をすれば、自ずとその作品は単一に近いモチーフを展開する作品になります。単一モチーフの映像は時間経過とともに視聴しているのが辛くなります。

簡単に言えば単調

なぜなのか?

シナリオの無い映像は、起承転結がないので、次を見たくなる工夫がされていないからです。

たった数枚の画像と数行のコピーでは、意味あるストーリーを表現することはできません。

印象を伝えるならばCM

単一モチーフのイメージ映像でも、「印象」は伝えられます。 BtoB映像としての価値はあります。

けれども、印象を伝えるならば15秒、30秒のテレビCMと同じ手法でいいじゃないですか。

2分、3分は辛いですよ。

視聴者に理解・納得してもらいたいなら

印象だけでなく、ロジックが必要。

ロジックとはシナリオ。

自分が映像制作を発注すれば、映像の流れを早く知りたくなるでしょう。その気持ちはよくわかります。でも、映像制作はフルオーダーの注文住宅。 世界にひとつしかないオリジナル映像です。 どこかからパクってきた画像を見てわかったような気になるのではなく、まずはシナリオ(基本設計)をあーでもないこーでもないと、一緒に揉んで、納得のいく論理展開を構築してから、その効果を最大限表現できる画像、映像を構想していく手順が絶対にお勧めです。

ナレーションを使わない映像作品でも、いちどナレーションで書いてみればいいのです。

実際には言葉にしなくても、そのシーンで表現することを文章にすればいいのです。

まずはゆっくりゆっくり読んで見てください 文字ばかりの書類、シナリオが提案されたら、どうかウンザリせずに、いちど自分がナレーターになった気持ちで、ゆっくりと原稿を読み上げてみてください。

ほんとうにゆっくりと読むことが大切です。

ひとつの単語、ひとつの文章を読みながら、その文章が著していることを映像で想像してみてください。映像が想像できるくらいに、ゆっくり読むのです。

シナリオには、もちろん「映像」と書いた欄があり、その部分の映像をどうするのか、大雑把な想定イメージは書いてあります。

もちろん文字ですので、想像する力、それだけはやはり必要です。

映像制作を担当する方は、どうぞ想像することを訓練してください。

そして、これは余分だな、これは間違っているな、あれが足らないなと思ったら、どしどし制作会社に言ってください。

言われて直して、気づいて直して。

そうやって、シナリオを完成させていきます。

そしてシナリオで言っていることが、制作会社と合意できる内容になったら、次はあなたが想像した映像を制作会社が提示する映像と擦り合わせていく作業です。

そこで初めて絵コンテが登場して、あーでもない、こーでもない・・・とイメージを共有していきます。イメージが具体的になっていき、合意ができ、実際にそれを撮影したり作画していき、編集して一連の映像になるプロセスは、ほんとうに楽しく、胸踊る作業です。

どうぞ、あなたもこの醍醐味を味わってみてください。

注)絵コンテの作成には、シナリオハンティングや取材など、様々な調査、検討機会、作画期間が必要ですので、ご予算や納期に制約がある場合、絵コンテを省略させていただくことがあります。


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