• 株式会社映像設計_神野富三

企業VPを企画する場合に注意いただきたいこと


事実を捉えるには時間がかかる TV番組のドキュメンタリーついて、やはり民放よりもNHKの方が上質な場合が多い、ということは否定できないと思います。あ、これ前にも書いたかな。

この違いの最大の要因は、制作(特に撮影)に費やされる期間が桁違いにNHKが長いことが挙げられます。それを別な角度から言えば「予算が違う」。

人件費はノーカウント?

スタッフひとりひとりの人件費は、たとえ社員であっても制作におけるりっぱなコスト(原価)です。現金経費や機材費、外注費が出ていかなくても、社員一人が一ヶ月その仕事にかかり切りになれば、その原価はNHK職員であれば100万円/月を上回ることになり、ディレクター、Aディレクター、カメラマン、カメアシといった小編成のチームであっても、3ヶ月かかりきりになれば、人件費の原価だけで1,200万円にもなります。

これに機材費やロケ経費、出演者などを加えれば、民放のドキュメンタリー番組では絶対にあり得ない大型予算になります。

あるいみあたりまえ

いいえ、なにもNHK批判をしようというのではなく、真剣にドキュメンタリーを作ったら、こうなるのはある意味で当たり前です。(ある意味で、ですよ。全面肯定ではありません)

常識的な捉え方でみればドキュメンタリーは、事実だけを切り取らなければなりませんので、その事実がカメラに収められるまでロケは終わらないのですから。

しかし、そんなことを言ったら仕事になりません(企業活動ではなくなる)ので、事前に想定したテーマやオチを軌道修正して、なんとか番組として成立させるのですが・・・。

会社案内映像はドキュメンタリーみたいなもの!?

さて、前置きが長くなりましたが、今日僕が書きたいのは、こうしたドキュメンタリー番組の企画・制作管理のプロセスは、実は企業VP、とくに「会社案内」と呼ばれる、企業PRのための映像制作も似たものがある、ということです。

しかも、それをたった数日のロケ(撮影)の素材で完成させるって、すごいことなのです。

「事実として無いことを、有るように見せるのは無理」

市場経済に組み込まれた営利活動を行っている企業というのは、その活動を成立させている要素が、いくつか積み重なり、組み合わされて成り立っています。あたりまえですね。

会社案内というコミュニケーションツールのコンテンツは、当然この「要素=事実」に基づいて構成されなくてはなりません。

さて、映像コンテンツの企画(シナリオのテーマ、骨子、切り口など)を考える時、テーマと切り口を先に定義してしまうということを、案外多くの人がやってしまいます。骨子、つまりテーマを表現するために不可欠な要素については検討を後回しにしてしまうのです。

これは民放のドキュメンタリーにありがちなのですが、企画書の段階で結論を決め込んでいるため、骨子たる「要素」を捏造してしまうのです。あるいは、どうみてもそういう理解にはならない画像を観せながら、「これは酷い!」と、効果音とナレーションで演出してしまう、とか・・・。よく目にしませんか?

映像の企画の基本はSWOT分析

マーケティングの基本手法でよく言われる「SWOT分析」というのがありますよね。

ここではその説明は省きますが、会社案内の映像を企画する際、企画マンやシナリオライターは、その企業に関するSWOT分析を行い、その会社に有る事実の、どこを利用して、どう強調してこの会社の強みを伝えようかと考えます。つまり現状分析をしっかり行い、未来地図を描くところまで、まるでその会社の経営者のような視点で考えます。

その会社を構成している骨子、要素、事実を正しく把握した上でしか、本来その会社にベストな企画というのは出てこないもの、ということは理解いただけるでしょうか。

テーマとオチだけあって、中身が無い粗悪なドキュメンタリーは見たくないですよね。

企業映像の企画者は、仕事としてその作業を行うのですから、オチ(PR)も予め提案しなくては、クライアントに納得いただけません。そのオチに導く「事実」を先に調べ上げておかなくてはシナリオは完成しません。

本当のことであると信じてもらえる映像

企業案内映像に重要なことは、その企業の姿、メッセージをしっかり、本当のことであると信じて貰えるよう、視聴者に伝えることだと僕は信じて、企業映像を企画しています。

そのためには、そこにある事実を大切にしたいのです。

でも「事実」は、その会社の上辺を見ただけでは、部外者にはそう簡単には見えてきません。

それを読み取る、嗅ぎ取る技術を磨くことが、企業映像制作者の務めだと思っています。


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