- 名古屋WEB動画制作所 所長
レポーターを使って動画をつくる
納期1週間の映像制作 先週半ばに急遽オーダーをもらって、昨日を納期とした仕事をこなしました。
納期は初回打ち合わせからジャスト1週間後。
ある業界の展示会のブースに設置したモニターで繰り返し放映する、いわゆる「展示映像」という動画です。
典型的な商品PR動画
内容は商品の特徴を端的に伝えるための、典型的なVP、純粋に商品PRです。
内容的には3ー5分は必要になるPR要素がありましたので、普通に考えれば1週間でVPを一本仕上げるのは不可能です。しかし注文をくれたのが友人(その会社の社長)だったので、コミュニケーションは齟齬なく、相互信頼を前提に進められる(←ここ大事)ことがわかっていたので、ある方法で構成することを前提にお引き受けしました。
この方法ならば納期1週間も可能
その方法とはニュース番組の企業レポート風に、レポーターを入れた構成とすることです。
撮影は社長も立ち会ってくれることになっていましたので、ナレーション(セリフ?レポート?)はその場で修正しながら撮っていけば、内容はさらに精度を高められまし、通常の企業組織のような決済プロセスを省く事ができます。
ただし、この方法は臨機応変さが必須なので、演出、シナリオ、レポーター、カメラマンも経験豊富であることが条件です。
初回打ち合わせの翌日には僕自身がシナリオを作成して送り、その翌日にはスタッフをキャスティングし終え、先週中にはシナリオも完成させて香盤表を組んで、準備は万端。
どういうわけか撮影日は地域のカメラマンがみな予定が入っており、これまでに組んだ事がない人にお願いしなくてはいけない状況があり、スケジュールが二転したこともあって、お声がけしておきながらお願いできなかった方もあり大変失礼しました。
想定外はあたりまえ
案の定ではありますが、撮影現場ではどんどん想定と違うことが起こりますが、そこはみなで知恵を出し合って乗り越えます。撮影はほぼ順調に進みました。
そして、今回は僕自身で編集を行いましたので(企画、シナリオ、演出も)、シナリオもよく理解していることもあり、撮影当日の夜中には編集完了。動画共有サイトにアップして(もちろん非公開)、翌朝クライアントチェック、少しだけ修正して、再度試写、データ納品。
何が楽か
レポートものは、レポーターの顔出しで尺の半分が埋まるので、編集の手間も半分になるし、緻密に編集するVPと違って、レポート形式は少々ラフな編集でも許されちゃう(報道風ですから)こと。
といっても、結局微に入り作り込んでしまうくせは抜けませんので、楽といっても、期間中は神経ピリピリ。こういう仕事は、そう何度も続けてできるわけではありません。
そういうことだったのか
最近、インタビュー構成が流行りだけれど、考えてみればレポートものと同じなんですね。この喋り手が画面に出ている構成(シナリオ)って、単納期でできるし、いろんな面で楽なんですよね。
