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  • 株式会社映像設計 代表取締役プロデューサー 神野富三

「インタビュー+インサート」×DSLRという鉄板構成法

Updated: Jan 24


鉄板構成法

デジタル一眼カメラ撮影によるムービーの定番とも言える「インタビュー+インサート」。

この手法を使えば、プロからアマチュアまで誰でも簡単に動画を作ることができます。

時間がない場合は、極端に言えば事前打ち合わせなしで、初めて伺ったその場で撮影してしまうことだって、そう難しくありません。

ただし条件が

アマチュアだって作れると書きましたが、それは「のようなものが」であって、本当に価値のある、メッセージや感動が伝わる映像が誰でも作れるかというと、それはそう簡単にはいきません。

・中身があること

インタビュー対象の人に「実績がある」「熱意がある」「知識がある」など、「中身がある」ことが絶対の条件です。中身のない人のインタビューを撮ると、その人に中身が無いことがバレます。

・裏付けるモノがあること

顔出ししているインタビュー映像に割って入り、言葉を実証してみせ、リアリティを醸成するインサート映像。まさに「エビデンス」があること。これも必須条件です。

・プレステージを感じさせるデザイン性

この鉄板構成法の核心は「人間のブランディング」です。インタビュー対象の人のプレステージにふさわしい品位、トーンで全体がまとめられていなければなりません。

シンプルだからこそプロの技術が必要

打ち合わせ不要とも書きましたが、制作する側が熟練した技能と豊富な経験(抽斗)を持っていればこそ。同時に人生経験、社会経験、人間洞察が浅くては人の素晴らしさを引き出すことはできません。これは精神論ではなくインタビュースキルの問題です。若い人にはちょっと難しいはずです。

そして「打ち合わせしない」ことは、敢えてインタビュー対象者が「構えて言葉を用意」することがないようにするためでもあります。あらかじめ質問内容を知らせてしまうと、人というのは誰でもあまりに端的になったり、美辞麗句を加えたりします。

B2B映像の場合、インタビューの相手は「その道」のプロのはず。ほとばしる言葉こそ、その人の成りを表していると、僕は思います。

逆に、あらかじめ質問内容を教えておかないと喋ることができない人だった場合、カメラが回るとまるでセリフを喋るようなありさまになり、これもその人の内面の言葉とは聞こえず、「ウワッツラなことを言う人」になってしまい、この鉄板構成法はむしろアダになってしまいます。




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