• 株式会社映像設計 代表取締役プロデューサー 神野富三

カメラに写らないモノやコト


オーラはカメラに写らない 以前にも書いたような気がしますが「オーラ」というやつがあります。これは物理的に光っているわけでも、頭の後ろに盾が立っているわけでもありませんから、カメラには写りません。

それでもオーラはある!と言うのなら

要望として「オーラがある人」を捉え(映像にして)欲しいと言われた時に、私たち映像屋はどうするのでしょうか。

目に見えないものは写らない。

オーラは写らない。

これは絶対的な事実。(これには「いや映る!」と反論する人もいるかと思いますが、リアルな友人の方は、いちどとことんお話ししましょう)

人はどうして「あの人にはオーラがある」と言うのか。

しかし、ある人から見たらオーラも何も感じないことはよくあること。

すなわち、

オーラというのは捉える人の主観

の中にある。これにも反論しますか!?

では、その主観はどうやって形成されたのか?どうしてその人にはオーラが見えるのか?

その人の経験や知識、先入観や好き嫌いといった、感情から来ているに違いありません。

つまり

オーラを映像化

しようとしたら、視聴するであろう人をプロファイリングして、その人が「凄い」と思うだろうと推測できる事象(例えば高級自動車に乗っているところ?)を描くことから始めます。その人の先入観に応えるのです。これがムービー屋の発想です。

広告写真として「1枚の写真で表せ!」と言われたら、(オーラが出ているという)人をステージに立たせて、完璧なまでのスタイリングで、背後から明るい照明をあてて「後光」を表現するのもありかも知れません。

「事実」を撮影して映像をつくる しかし、事実を切り取って(撮影して)再構成することが多い我々のB2B映像では、リアリティや説得力が必須要件になります。だから、目に見えるもの、見えないもの、いずれの場合でも、それを視聴者が(ムードではなく)心から理解、納得するために、そのコトやモノの本質をよく考え、カメラに写らないものならば、それに代える方法を日夜考えています。

カメラに写らないモノもコトも、世の中にはたくさんあります。

本人は写っているつもりでも、第三者には何のことだかよくわからない、ということだけは避けたい僕なのです。


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