• 名古屋WERB動画制作所 管理人 神野富三

映像制作者は自分視点と公平視点を使い分ける


感情を大切にする社会 このブログに何度も同じことを書いてきたように思うけれど、どうも最近ますます社会が「自分視点」を当然と考える流れが加速しているように思う。自分視点、すなわち「自分の感情を基準にする」と言ってもいいかも知れません。

映像制作者の視点

どうして僕がものごとを捉える「視点」に心を砕くかというと、やはり映像制作を仕事としているからだと思います。

映像制作は多くの場合「撮影」をともなうので、カメラが切り取る時点ですでに視点が固定され、いくらかばらついた撮影素材も編集する時点で更に視点は整理されて、ひとつの方向性を明確に描き出すようになります。

いや、撮影素材でなくてもイラストでもCGでもかならず視点を持っていますから、それらが統合された映像作品というのは制作者の意図に沿った視点が与えられています。

嫌味な性格を赦してね

つまり映像制作者というのは、仕事中いつも「視点」を意識しているため、長くこの仕事をしていると、割りと自在に視点を動かしてものごとを見ることができるようになります。

余談ですが、この能力というか性格を持った人間というのは、口を開くと人と違うことを言う傾向がありますので、周りの人からするととてもひねくれた性格に映るようです。

感情に寄り添うと敵をつくる

映像制作者が企画意図によって視点を制御していることはわかっていただけると思います。企画意図とはシンプルに言えば、誰にどんなイメージを伝えるか、ということです。

我々は一般視聴者が対象であっても、若年層なのか高齢者なのか、男性中心なのか女性中心なのか、仕事のことなのか生活のことなのか等によって、視点を大きく替えています。

これは、対象の人たちの属性を考慮するということであり、その人達の「感情」に寄り添う切り口やもの言いを選択します。

ただし、このようにひとつの視点で描かれた表現物は、ある別な集団にとってはとても不快なことがしばしばあります。ある属性の消費者にとってはとても嬉しいことであっても、同業者や社会全体としては必ずしも良い未来をもたらさない、一部の人達だけが嬉しいことだったりするからです。

できるだけ敵を作らずに効果を上げる映像プロ

B2Bの映像制作では、訴求効果を高めるため、対象により深く刺さる表現を選ぶことはよくあることです。

だからこそ僕ら映像制作者は、自分たちが作っている映像が、ある人達にとっては歓迎できないものであることをいつも意識、配慮しています。できるだけ敵を作らないのは、ビジネス社会のセオリーです。

感情判断は不公平を産み出す

さて、日本社会だけでなく世界に目を向けても、視点を一方向に固定して、社会を二分して相手を攻撃する。そんなイデオロギーが支配しつつあります。危ないなあ、と思います。

攻撃とは、すなわち「感情」をぶつけることです。

でも「感情」はひとによって様々。

社会の方針を決める時に、この「感情」を判断基準に盛り込むと何が起こるか・・・。必ず「割を食う(不公平な扱いを受ける)」ひとたちが出て社会がどんどん不安定になります。

「事実」を基準にする社会

社会を運営する思想は大原則「公平」。「感情」ではなく「事実」を判断基準にする。すなわち視点は360°でなくてはいけない、僕はいつもそう思うのです。


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