- 株式会社映像設計 代表取締役 神野富三
企業の価値観と個人の価値観
Updated: Dec 31, 2020
ビジネスの金銭感覚
ひとりひとりは個人という普通の人(生活人?)なのに、企業社会ではひとたびビジネス脳に頭が切り替わると、とたんに金銭感覚が換わる傾向があるのは男性だけでしょうか。それは大きな金額の商いをするほど顕著だと思います。
会社の規模や社員と経営者(オーナー社長)でちょっと感覚は違いますが、例えば会社にとっての100万円は、個人の感覚でいえば1円〜10万円くらい感覚で決済していると思います。もちろん個人差がありますから、限りなく同額に近い人もいるでしょう。
映像制作に対する対価
一方、例えば5分の映像制作に支払える対価を考えると、会社であればプロジェクトの大小にもよりますが、CMやPRの制作に100万円単位の金銭が必要であることは概ね納得されますが、これが個人の感覚だとたぶん5万円から10万円程度が上限ではないでしょうか。
「5分の映像制作」という乱暴な書き方をしましたが、会社が期待する100万円の映像も個人が期待する5万円の映像も、決して「期待」に松と梅の違いあるわけではなく、同レベルのコンテンツを期待しているはずです。
金銭感覚で1/1,000,000〜1/10、さらに対価感覚で1/10。
つまり個人 / 法人では商いの規模がざっくり言って1/100。
個人相手の映像制作ビジネスは成立しない
個人相手の映像ビジネスが、ブライダルなどのごく限られた分野でしか成立しないわけが、ここにあります。
B2B映像制作はソリューションビジネス
さらに、会社のための映像は、ビジネスのソリューションを満たすためのものですから、客観的な指標をもって内容を評価することができますが、
個人映像はサービス業
個人が映像に期待するものは、お客様自身の感情を満たすことです。すなわち、なにをどこまでやれば満たされるかという指標はなく、その映像の評価は100%その個人の主観に委ねられます。これもビジネスとして請け負うことが難しい理由です。
ビジネス契約としての条件を満たすスキルとリソース
我々は企業との取引に必要な幅広い知見をもち、提案資料、手続き書類などのビジネスのコミュニケーションに精通していると同時に、企画、演出、撮影、編集、録音といったプロセスにも100%信頼をおける経験と実績、才能をもつプロスタッフを充てています。
「期待されて、期待以上の成果を出す」
それがB2B映像制作会社の条件だと僕は考えています。