- 名古屋WEB動画制作所
スマホ縦見用の動画をつくる
Updated: Jun 17, 2022
スマホのアスペクト比と解像度
スマホの画面は今ではiPhoneもAndroidもだいたいフルハイビジョン(1,920×1,080)程度以上の解像度があり、アスペクト比もだいたい16:9です。
いや9:16と言うべきか。
注:この記事は2016年に掲載したものです。従って後述される収録画面からの切り出しをしても、端末によっては再現性がない(拡大になってしまう)場合があります。
2022年現在、iPhoneの最大のもので2778×1284、Androidは3840×1644 だそうです。
せっかくのフルハイビジョン動画なのに・・・
電車の中でスマホを操る若者たちを見ていると、たいてい縦に持ち、そのまま操作、視聴?しているように見える。わざわざ横に寝かせ視聴?しているのは、少しでも大きな文字や画像にして、老眼で見えない小さな文字や情報を読み取ろうとする僕を含めた年寄りくらいかも!?
映像制作する我々は残念、無念
せっかくフルハイビジョンで制作されている映像も、縦使いで視聴すると、単純に言って1,080×607という解像度になってしまうし、何よりも面積が小さいから細かい情報(被写体のディテールや動き)は読み取れないから、映像制作者にとってはせっかく丹精込めた映像の美しさや完成度の半分もわかってもらえないので、その忸怩たる思いや計り知れないものがあるのです。
縦使いの構図で映像制作する事例が増えてきた!?
それでかどうかわからないが、最近制作時点で縦使いの構図で制作しちゃった動画(映像)を見かけるようになりました。
制作(撮影)自体は難しいものではありません。
ハイビジョンカメラを横に寝かせて撮るのは、昔から展示用にカスタマイズしたモニター(サイネージもこれが多い)のために制作する場合に、よく用いた方法です。編集もモニターを90度寝かせて見ながら行えば、難なく可能です。
けれども、この作り方で作ると、もうこのアスペクトの映像しか残せません。
ところが!!
4K収録可能なカメラも普通に出回るようになった今、縦長アスペクトの映像と横長(通常)アスペクトの映像を同時に収録しちゃうという方法が可能になりました。
4Kカメラで収録できる解像度を4,096×2,160とすると、そこから1,920×1,080の画像は解像度を落とさずに切り抜けてしまうんですよね。
だから撮影時点で収録モニターに1,920×1,080に相当するフレームを重ねながら、横使い、縦使いともにテイク可能な構図にカメラを構え撮影。編集時に縦使い用の映像を切り出して素材をつくり編集すればいい。
・・・と、言うは簡単なんですが、横使いも縦使いもOKな構図って、そうそうあるもんじゃありません。
人間の視野というのは横長にできている
ので、テレビ画面がそうであるように、映像を視聴する画面は横長である方が自然です。縦長の画面で映像を追っていくと、たぶん画面に映らない両脇がどうなっているか気になってしょうがないと思います。
縦長に向いている映像
だからビジュアル的に素敵な歌手のミュージックビデオなんかはいいかも知れませんね。なんたって人間は縦長ですし、両脇に何が映っているかなんて関係ないし!?
他に縦長画面で有利な映像コンテンツって何がありますかね?
やってみたい
ということで、まだ実際にやったことがないけれど、この1カメ縦横同時収録、縦横2タイプの編集映像という仕事。ぜひ近々やってみたいと思います。
あなたの会社で、いかがですか?
「スマホ(縦見)専用動画をアップしました!!」
今ならまだインパクトありますよ。