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  • Writer's pictureTomizo Jinno

2015年は映像業界にとってどんな1年だったのか

Updated: Dec 29, 2020

スマホの台頭

インターネットが私たちの生活の中に完全に定着して久しい上に、スマホでの閲覧が益々増加している状況が今年も継続していたように思います。映像(動画)はテレビで見る機会とインターネットで見る機会が拮抗。インターネットに限れば動画の視聴機会は、世代によって違いはあるものの、スマホがPCを上回ったのではないかと言われています。


消費される動画コンテンツ

そしてそれらの動画は、YouTubeやFacebookなどに掲載され、瞬時に世界を駆け巡り、消費されるコンテンツとして定着しました。その動画の作り手は、ほとんどが映像制作を職業としていない人たち。撮影機材、編集機材はますます高機能、低価格化したことで、今やアマチュアとプロを明確に区切る境界も消えつつあります。


B2B映像業界はどんな年だったのか。

それは、もう上記の状況をそのまま被ったと言ってもいいほど、今年も激変の真っ只中だったと言えるでしょう。ここ数年、業界を潤してきた遊戯機関係の映像(CGアニメが主。弊社はこのジャンルは請けていません。)も、業界の斜陽が影を落としてきたようですし、テレビCM制作は実写撮影をすることが更に減り、空舞台の実写と、タレントや商品の実写やCGを合成する仕事ばかりになりました。

企業映像、いわゆるVP(ビデオパッケージ)というジャンルは、もう消えたと言っても過言ではなく、かつて10分、15分といった尺のVP映像は、視聴者が離れないよう、テーマごとに2、3分ごとの細分化された「動画」となり、動画共有サイトやホームページに掲載するためのものとなりました。


株式会社映像設計の今年1年

弊社の映像制作案件も今年は半分以上は、撮影を伴わないCGやアニメーションになりました。かつての制作実績をご覧いただいてご発注くださるお客様が増えたことが原因ですが、弊社はロケーションコーディネート会社を兄弟会社に持っていることでもわかるとおり、やはり撮影から完パケまでをトータルでプロデュースすることで、さらに本領を発揮するプロダクションです。


ルネッサンス2016

新しい年、2016年は映像制作会社としての本来の姿「撮影こそ映像の核心」を取り戻す「ルネッサンス」にしたいな、と思っている映像設計です。



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