• 株式会社映像設計 プロデューサー 神野富三

プロとアマチュアを隔てるもの

Updated: Feb 6


提案から始まるプロの映像制作

 お客さんの要望に合わせて映像をつくるという仕事は、目的や条件が示されたら、「こういう映像をつくろうと思いますが、いいですか?」と、お客さんが納得 するプランを示さなければなりません。お客さんからの信頼が厚ければ、かなりシンプルな提案書でGoサインを頂いたりしますが、初めての取引や、いまいち 信用してもらえない関係の場合、とことんどんな映像をつくる予定なのかお見せしなくてはなりません。

なんとなく始まるアマチュアの映像制作


 それに対して自主的に制作するアマチュア作家は、予め見せる相手はいません。出来上がったものが想定とは違っていても、カッコイイとか気持ちよければOKです。どうしてもダメならお蔵入りでも構わない。


 しかし、上手く行った作品だけを世に出す、それはBtoBとしてはプロとは言えません。「不言実行」より「有言実行」の方がどれだけシンドいか分かりま すよね。プロには「こりゃ失敗だ・・・」は許されませんが、現実に上手く行かなかった部分がある作品でも何とかして納品しなければ契約違反です。当然に評 価はダウン。次の仕事は無いかも知れません。

似てるようで違うプロとアマの仕事

 ところで、たまにネットに上がった映像を指して「この作品すごいと思いませんか?」と尋ねられますが、僕は直ちに評価を口にすることを躊躇います。それはその作品を作ったのがプロなのかアマチュアなのか分からないからです。


 それくらいにアマチュアでもプロと遜色ない映像が作れる機材環境にあるということですが、ことお客さんの要望を正確に把握、反映して企画をたて、時には 利害相反関係のコミュニケーションを、円滑に維持するプロデューサーという仕事は、プロにしかできないと僕は自負しています。


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