• Tomizo Jinno

1日で撮影できたシーンの数「撮れ高」

FILM・テープ・カード

フィルムで撮影して現像していた時代には、カメラマンは「1発勝負」でOKカットを狙いました。テイクを重ねるほど、お金が掛かったからです。

テープ(アナログ・デジタル)の時代にも、1本辺り20分くらいしか記録できず、本数が増えるほどテープ代が掛かるだけでなく、編集時にOKカットを探し出すのにものすごく時間が掛かるので、テイクが多いカメラマンはあまり歓迎されませんでした。

そして現代。

デジタルメディアは超小さい上に非常に安価になってきたため、テイクを重ねても経済的な痛手にはなりません。ただし、編集する者の身になれば、OKカットがすぐに見つかるようにして欲しいな、と思います。


「撮れ高」という新語

新語というには、もう定着して長くなりましたが、これは以前には無かった用語です。決して「撮影できたカット数」ということではありません。NGカットを量産してくれても撮れ高にはカウントされません。撮れ高はOKカットの数であり、シナリオが要求する各シーンに必要な映像が、どれだけ満たされたか・・というような意味合いです。もう少し踏み込むと、ディレクターがその映像作品に必要なカット(シーンでもいい)が30カットだとして、ディレクターが編集に困らず、少しはあれこれセレクトでき、ちょっとかっこいいカットも撮れちゃって、合計60 OKカットくらいが収録できた、という時に「今日の撮れ高は充分だね」という使い方をします。


カメラマン主導の撮影現場

ディレクターが細かにカメラマンに指示して撮影するタイプの現場では、ディレクターが指示しない限り、編集に不要なカットは撮りません。だから撮れ高はだいたい130%くらいでしょうか。

カメラマン主導になると、ディレクターはアレコレ指示を出さず、フレームの切り取り方も、カット割りさえもカメラマン任せの場合があります。そうすると、カメラマンはディレクターが困らないように、あるいはディレクターに喜んでもらえるように、ディレクターが思いも寄らないようなカッコいいカットも撮っておいてあげよう・・・そう考え、必要カット数を超えて「撮れ高が上がる」わけです。


たぶん、今はカメラマン主導の現場が多いことから、撮影後のカメラマンとディレクターの挨拶、あるいは報告として「撮れ高」という用語が生まれてきたに違いない、と僕は思っています。

1日で撮影できたシーンの数「撮れ高」

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