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  • Writer's pictureTomizo Jinno

研修・セミナー動画のつくり方(観客なし・スクリーンを編集で入れる)

Updated: Jul 30, 2020


観客なしで撮影、収録

研修、セミナー、さらには学校の教材としての教育コンテンツであっても、収録会場に観客や生徒が居なくてはならないわけではありません。

観客や生徒との双方向のコミュニケーションの様子を、コンテンツとして活かす場合は別ですが、観客・生徒が居なければ会場も広い必要はありませんし、様々な段取りがグンと楽になります。


「ライブ」ではないので直しができる

収録時の観客・生徒に対しては、やはり段取り良く進行しなくてはなりませんので、スクリーンに映すデータや画像も、本番までに作り込んでおかなくてはなりません。しかし、ライブでなく録画であれば、修正もできますし、進行を入れ替えることだってできます。そしてデータや画像についても、編集しながら、講演者の話に合わせて作り変えたり、タイミングよく入れることができます。こういう場合の画面づくりのパターンをいくつかご紹介します。


嵌め込み画面で画像やデータを入れる

嵌め込み画面で画像やデータを入れる

本来ならスクリーンに投影する画像やデータを、収録時に仮想した空間に、編集時に嵌め込み編集する方法です。撮影する時に、予めスクリーンが入るスペースを空けて、講演者を隅に置いた構図で収録します。ないしはセンターで撮って、編集で位置を変えます。いずれも、収録時の講演者の目線の方向に注意が必要です。

視聴者は普通の講演会の壇上のような構図で見ることになります。

嵌め込む画像やデータは、パワーポイントなどのデータをそのまま画像(静止画)で書き出して入れてもいいですし、少し面倒ですが、パワーポイントの動画書き出し機能を使って、動画ファイルを入れ込むことも出来ます。

もっと予算があれば、アフターエフェクツなどで作成した、モーショングラフィックスやインフォグラフィックス映像を挿入することもできます。


講演者とスクリーンをカット編集

講演者とスクリーンをカット編集

これは非常に単純な方法です。

講演者をセンターに置いて撮影。スクリーンの画像やデータのコンテンツと交互に全画面で映していきます。スクリーンの時も講演者の声は続いています。

ただし、「編集でなんとでもなる」とタカヲククッて、スクリーン用のコンテンツ制作を、撮影よりも後回しにしてしまうと、講演者の話が短い部分に、大量のデータを表示しなくてはならない場合があり、話に間を空けざるを得なくなる・・・なんてことが起こります。ですから、理想的には撮影時にはちゃんとスクリーン用コンテンツを用意して、それを見ながら収録を進めるべきです。


スクリーン画面で進行、講演者はワイプだし

スクリーン画面で進行、講演者はワイプだし

画面全体にスクリーン用のコンテンツを映し、その画面の遷移で進行します。講演者は四隅のどこかにワイプで顔を出します。テレビのバラエティ番組によくある、あれです。ときにはワイプ顔出しは消えても構いません。

スクリーン画像の作り込みの品位が、そのままコンテンツとしての品位になりますので、これはちゃんと作らないと格好がつきません。作り込む時間や予算がない場合は、避けた方が良い方法です。

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