• Tomizo Jinno

映像制作におけるシナリオの役割(その2)

Updated: Mar 9

映像のシナリオはどう進化したのか

シナリオを、あるアプリに読み込ませる映像が出てくる・・・、なんていうことは今のところ無理です。シナリオ作成者が文を作成しながらイメージしている映像を、その文に対応する位置に画像(静止画、写真、イラスト、まんが?)として貼り付ける、というのが現時点での「進化したシナリオ」です。一般に言う「絵コンテ(付きシナリオ)」です。


統一プロトコルは無い

ところが、絵コンテ付きシナリオの作り方は、そのシナリオ・絵コンテを制作する人によってプロトコルがまちまちで、それを見せられたクライアントの担当者が、そこからイメージする完成形映像のイメージも、たぶん千差万別です。


1シーンもいくつかのカットから成り立っている

例えば「強い雨の日でも、強力な撥水力で雨滴をはじくので、視界はいつも良好です」というナレーションに対応する映像は

①強い雨

②撥水している様子

③良好な視界

こうした最低3カットが欲しいところですが、現実的に納期までのスケジュールで雨天の撮影が可能なのか、スタジオセットで再現するのか、撥水は目に見えるほどの効果が現れるものなのか?ということは、クライアントとの打ち合わせ、調整が進んだ後にしか判断できません。


すべてのカットを貼り込んだシナリオは実現性が不確実

こうして、すべてのカットをシナリオに貼り込んでいくと、全体ではものすごいボリュームの書類となることも問題ですが、果たしてその通りに撮影、制作ができるものなのかは、わからないものです。こうした書類を作ったことがある人にしかわかりませんが、「すべてのカットを貼り込んだシナリオ」の作成作業にはものすごい時間が必要です。撮影や作画の技術も熟知、検討しなくてはなりませんし、「難しいことを、わかりやすく」というのが多くの映像の目的ですから、なおさら工夫が必要で、その考案には時間が掛かります。


労多くして信憑性が低い書類

1週間2週間という多大な労働時間を要して作成する割には、完成形を表しているとは限らないという書類の作成は、作業者にはとても辛い作業です。ですから実際には、こうした絵コンテ付きシナリオに貼り込む画像は、なんとなくそのシーンを代表していると思える画像、上記であれば「②撥水している様子」を1枚だけ入れるのですが、この1カットの選び方も、作者によっては「③良好な視界」と考えます。さらには、それを見たクライアントに「撥水するカットが入っていない!」なんて、お叱りを受けたりします。「いえ、入れないわけではないのですが・・・」といちいち言い訳しなくてはならない書類なんて意味ないですよね・・・。


映像制作のクライアントコミュニケーションは難しい

受注契約のための承認資料として「これならバッチリ」というフォームは、まだ誰も考えついていない。 ※下のようなコンピュータ内で作成できる画像だけでムービーにする企画では、完成形同等の画像を見せることができます。

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