Tomizo Jinno
役者を入れた撮影
そこにあるものを撮るのとは違う
そこにないものをつくり出し、撮るのが役者を入れた撮影だ。
シナリオに書いてあるト書き、セリフ、ナレーションに、長さ、タイミングに合わせた、カット割りやアクションを設計して臨まなくてはならないので、準備して掛からないと現場が止まってしまう。役者やカメラマンに任せておいても、誰も解決してくれないから、現場が進捗するか、遅れるかは演出家(ディレクター)次第。
思い描いた絵と違う・・・
レンズや照明の知識を持たずに構図やカット割りを構想しても、現場でモニターを覗き込むと「なんじゃこれ・・・」ということが起こる。こういうことが起こるのは経験不足、勉強不足の賜物。即、解決法を考えて指示を出さなくてはいけない。
ディレクター業は、一朝一夕には身につかない。
とにかく実践あるのみ。
トライアンドエラー。
失敗を恐れずにチャレンジを続けよう。
先輩やクルーの知識を吸収しよう。
