Tomizo Jinno
パンデミック以前、パンデミック以後の映像業界
変容してきたB2B映像制作業
今、テレビ番組を視みるとロケだけでなくスタジオ収録も停まっています。我々B2B向けの映像制作業界もこれまでの会社案内や採用のための映像制作は影を潜め、中止や観客抜きとなったイベント(会社の入社式や式典を含む)の生中継(ストリーミング)、録画配信の仕事、休校が続いている学校教育に代替となる映像プログラムの制作がジワジワと増えています。
ストリーミングのための機材の品薄が続いていることからも、映像の世界が「企画・制作」から「収録・配信」へシフトしているように窺えます。映像業のビジネスモデルが、ポストプロダクションよりもプリプロダクションで稼ぐスタイルに代わるのでしょうか。
それはたぶんない
映像のソースは収録によって得られますが、それを記録したり配信するだけでは、付加価値が少なく、映像本来の創作によるメッセージ伝達という存在価値を発揮できないからです。付加価値が少ないということは、ビジネスとしても利益が出ないということなので、そう長続きはできません。業界全体としても好ましいことではありません。
企画・制作こそ映像制作業
映像業の核心にあるのはやはり「企画・制作」であり、それは経済の復活と共に戻ってくるくるでしょう。
でも、それよりも僕が心配しているのはパンデミック以前と以後で、日本だけでなく世界で、人間社会の価値観そのものが変容して、あらゆるビジネスの目的やあり方が変わるかも知れないこと。その新しい世界で映像制作業はどういう位置づけになるのか、自分はそれに追随していけるのか!?
株式会社映像設計の強み
大組織でビジネスタスクを満たすのは、これまで以上に時代遅れになる。
少人数でアウトプットできる、マルチタスクな人材が求められるようになる。 それには弊社は強い。
