• Tomizo Jinno

「映像」はコミュニケーションなのか

コミュニケーションの目的

一般的に人と人とのコミュニケーションの目的は、「自分の考えを相手に伝え、自分の思い通りに相手を動かすこと」だと言われます。そして、良いコミュニケーションとは「自分の考えを分かりやすく相手に伝えて、納得してもらい、自分の思い通りに相手に動いてもらって、ものごとを先に進め、より早く確実な成果を出すこと」であると。


コミュニケーションの成立要件

コミュニケーションは相手がなければ成立しませんが、では、相手からの反応(対話)が無くても「コミュニケーション」と言えるのでしょうか。簡単にいえば「一方通行」でもコミュニケーションなのでしょうか。

上記のコミュニケーションの目的に照らし合わせれば、一方通行でも相手を思い通り動かせれば、そのコミュニケーションは成功したことになります。



「映像」は原則的に一方通行のコミュニケーション

映像を見せた後に、意見を伺い、言葉による対話をすることはあるでしょうけれど、我々が制作するほとんどのビジネス映像は一方的に視聴してもらうことが多いものです。

優れたビジネス映像は一発で相手を思い通りに動かします。「優れたコミュニケーション」の定義にあてはめれば、その映像のシナリオは相当に相手を知り尽くしていて、相手の心理の動きを見透かしてつくられているはずです。

人の心は、送り込まれてくる情報を共感や反発を繰り返しながら、ときに立ち止まって考えたり、想像を働かせながら理解していきます。ビジネス映像のシナリオはこの心の揺れをも想定しながら、いえ、むしろ意図的に起こす仕掛けを講じているのです。それによってより深い共感の後に、視聴者はみな共通の「納得」▶︎「行動」へ吸い込まれていくよう、仕組まれているのです。


これは洗脳かも

少し前にヒトラーの映画によるプロパガンダのことを書きましたが、あれもこの典型です。

こうして考えを進めてくると、どうやら「映像による一方通行情報伝達」というのはコミュニケーションではなく、「洗脳」と言った方が良いかも知れませんね。

なんだか、あんまり聞こえがよくありませんが、映像をつくるという仕事はもともと、視聴者をミスリードする、そういう危険性を秘めているいるものだということは、僕は昔から思ってきましたし、折に触れて人に伝えてきました。


「映像は人の幸福に寄与するもの」

少なくとも僕が関わって制作する映像はそうありたい、という願いは今も変わりません。


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