ノンテーマは1分まで、テーマがあれば2分まで、ストーリーがあれば5分まで
こちらの映像を制作されているプロダクションは、地元に密着したポジンションで、とても意欲的に映像制作に取り組んでおられるようです。
カッコいい映像がたくさんあります。
ところで、僕がよくブログに書いていることのひとつは、映像作品の尺のこと。
最近のBtoB映像制作案件では、クライアントさんに「尺は3分で」とか「せいぜい5分まで」と大体言われます。
しかし、クライアントさんが対象視聴者に届けたい情報やメッセージは、とても3分では収まりきらないことがシバシバ。大概僕は「心配いりません、5分を超えても大丈夫ですから」と申し上げて、実際に5分超の映像を納品するのですが、試写の段階で言われることは、100%「尺、全然気になりませんね」。
尺が長く感じるのは、簡単に言えば視聴者が「飽きる」から。
その対策は、これも簡単「飽きられないようにつくる」だけ。
そのために肝心なことはひとつ、シナリオをきちんと作って映像構成、編集、音つけをすること。
シナリオ(文字)を読んでみて退屈だったら、映像も必ず退屈になりますので、シナリオの段階で十分に面白い状態にしておかないといけません。
さて、今日シェアしたこちらもの作品は、このプロダクションさんのいくつかの作品の素材を集めて、シナリオに沿って映像をつくっています。正直にいうと他の大作?よりもこちらの映像がいちばん飽きませんでした。(制作担当者さん、ごめんなさい!)
綺麗、カッコいい、だけではなく、たとえ短尺でもその先が観たくなるシナリオが大事だと、僕は思うからです。