ただひとつのことを端的な画像で伝える
こちらの動画は、日本の採用ビジネスの会社が公開していますが、どうやら原盤は海外の会社が持っていて、その日本フランンチャイズかなにかの立場のようですね。海外制作の動画はこのページの対象にしていないのですが、日本でほんの少しリフォームしているようなので、その辺はご勘弁を。
この動画が伝えたいことは、ただひとつです。
「組織には足をひっぱる者が必ずいる。その人を辞めさせれば(採らなければ)あなたの組織のパフォーマンスは何倍にもなる」ということです。
さて、この2行に満たない事柄。誰だってわかっているようなこの事実。これを言葉で伝えることと、映像にして伝えることの違いってなんなんだろうと、改めて思います。
あなたはどう思いますか?
映像にされなくても、これくらいのことは経験的も理解していますよね?
でも、なぜだか映像で見せられると、とても納得したような気がしてしまいます。
僕はこれは、メモリー効果ではないかと考えています。
つまり、画像の方が脳に刻み込むチカラが強いのです。
いつまでも覚えておいて欲しい事柄は、映像で伝えると効果的ということです。
さらに言えば、画像はできるだけ端的にそのことを表していた方がいい。端的とは、アニメであったり漫画であったり、もっといえば静止画1カットで表現されていればもっと記憶されるはずです。
言葉はすぐに忘れてしまうし、ストーリーで理解させられた事柄は、ストーリーの一部でも忘れたら論理が成立しなくなり、じきに忘れてしまいます。
つまり、できるだけ単純化された図柄、画像でできるだけ短い尺の間に、端的に事柄を伝えられた情報は記憶しやすい。
ぼくは、そう解釈しています。
あ、もうひとつ。
映像(動画)で見せられた事柄は、その時に心に湧いた感情を抱き合わせて記憶される、ってこともあるので、こうした「肝に命じて欲しい!」という事柄を伝えるには、ほんと効果的なんですね。