勇ましいばかりではいただけない
Youtubeで「消防署」で検索すると、日本各地の消防署が採用動画をガンガン掲載している。ノリノリの音楽で消防士の仕事をかっこよく見せようとする映像ばかりにあって、こちらの場合は映像派といった感で、あっさり観せている。
採用動画は、その映像に惹かれる惹かれないという時点で、すでに資質の選別を行っていることになる。安手のテレビドラマの真似をしたようなアクション動画に惹かれる人材が欲しいのか、頭で考えるタイプの人材が欲しいのか、ということになろう。
それにしても、この動画は非常に希少な作品。
ほとんどの自治体の消防採用動画ときたら、目を覆いたくなるような素人仕事。予算も非常に低いことが窺える。今の時代、社員(職員)ひとりあたりの採用費用は100万円では効かないと思うけれど、多くの人の目に触れる求人情報に掛ける予算が2、30万円(推定)というのはいかがなものか。
もう少し真剣に考えてもらいたいものだ。