著作権侵害と公共性のハザマ
また見つけちゃった。
この映像(セルビデオ)はJR東海エージェンシーが企画して、昔僕が勤めていたプロダクションが制作(実際に撮影して編集。CBCからはほんの数カット借りただけ。)し、ポニーキャニオンからVHSとレーザーディスクで販売していたコンテンツ。たぶん1995年頃に完成、発売したと思う。
お尻の方の短いスタッフロールに当時のスタッフの名前が出てきて、中にはその後亡くなった者もいて、ずいぶん懐かしい。
今はもう販売していないだろうけれど、いわゆる版権というのはポニーキャニオンが持っているし、著作権は今はもうない、当時僕がいたプロダクションのものだったわけだから、今は誰の著作ということになるのかしら?
少なくとも、スタッフロールに名前が載っている人には著作人格権はあるのだろう。これらの人は、この映像がYouTubeに上がっていることに不快感は無いと推測する。僕も立場的には「無断は困る」と云わなければいけないが、不快感はないから、特にクレームをつける気はない。それどころか、懐かしい映像がいつでもどこでも見られて、しかもこの映像、FHDにアップコンバートして掲載いただいているようで、SDを更に落とすことがない画質で視聴できるのは嬉しいことだ。
(僕が掲載にお墨付きを与えられる立場ではないので、お間違えなく)
さて、この映像をBtoB映像と云うのはちょっと違うんじゃない?と言われるかもしれないが、たとえ販売目的(セルビデオ)であっても、鉄道ビデオとしては破格の予算をつけていただいて制作したこの作品は、紛れもなくJR東海の広報活動の一環だったわけだから、りっぱなBtoB映像と言えるものだ。
ちなみに、この「さよならキハ80系 特急南紀」に使用した音楽は、当時ポニーキャニオンから発売された佐藤準さんの「Chaos」というアルバムから何曲か使用させていただいている。もちろんタイアップだ。
映像もさることながら、楽曲についても人気があるようです。
今でもこちらで購入できるようですよ。
シナリオ ☆☆☆
オリジナリティ☆☆
デザイン ☆
サウンド ☆☆☆
演出安定感 ☆☆☆ ※手前味噌ですみません