工夫も創意もなくても成立する教育動画
子供や学生への教育プログラム(授業)を映像(動画)にしたい。
こうした相談は、教育関連企業から映像制作業に、インターネットが無い時代から多くありました。
映像制作者がこういう相談を受けると、大概の良心的な制作者は、授業内容をどう映像化しようか、「ここはイラストにしよう」「これはCGだな」「こういう説明はアニメにしよう」とあれこれ工夫しようと考え、見積書も相応の金額になります。
で、見積書を見せると「めっそうもない。この1/10くらいでなんとかなりませんか」「ただ授業を撮影するだけで、どうしてこんな数字になるのですか?」と言われることが常でした。
「え?授業を撮影するだけでいいんですか?図表とかをCGにしなくていいですか?」
「先生が板書するから、それを見ればわかりますよ」
映像クリエーターとしては、授業をする先生と板書を撮影するだけなら、ほとんど出番はありません。撮影を始めて先生が喋り始める前と、講義を終えたあとの余白を削除して、タイトルを挿入すればおしまいです。
「そんなんだったら、ご自分で三脚にカメラを乗せて撮影すればいいのでは?」
今の時代であれば、まさにそのとおりです。
実際にこの映像もプロクリエーターは介在していないと思います。
そうです、映像のプロでなくても、視聴者にインパクトを与える映像はつくることができるのです。
被写体にインパクトさえあれば、制作者のチカラなどほとんど不要。
そんなことを思い出させてくれる動画です。
シナリオ
オリジナリティ
デザイン
サウンド
演出安定感