その人のチカラが99%だと感じさせるビデオ
インタビュー映像の良し悪しは、被写体(インタビューされる人)の見た目と挙動と、何よりも言葉。プロフィールも大事。そして言葉を裏付ける懐の深さが何よりも必要だ。
この人のインパクトは、深く長く経験を積んで実績を積み上げた、まさに当事者から発せられる本当の言葉。トップデザイナーが実は大学でパタンナーの仕事を教えているという。映像の仕事で言えばエディターか?
僕にはこれらの言葉がビンビン響く。
・「その年代(大学生)の君らに個性なんかねーぞ」
・「とにかく服の枚数をつくれ」「経験を積め」「トレーニングを積め」
・「ものを創るということは壊すことだ」
・「(ものづくりとは)今、綺麗だと言われていることに反対意見を言うことだ」
映像の構成演出としては平易なものだが、むしろ平易であることで山本耀司氏の鋭い言葉が視聴者に刺さる。こういうインパクトある人物の場合、出しゃばらない演出の大切さを痛感する。
もう3年前の映像のようだし、制作者が果たしている役割は大きくはないので、このサイトの趣旨にまたまた外れるが、僕も覚えておきたいので取り上げた。
シナリオ ☆☆
オリジナリティ☆☆
デザイン ☆☆
サウンド ☆☆
演出安定感 ☆☆