非放送であっても、放送番組と同じように制作できる利点
(埋め込み不可設定になっているようですので、VIMEOへ行って視聴してください)
今日シェアしたような「行政PR映像」はBtoB映像ではなく、BtoC映像なのだけど、我々BtoB映像制作会社にとっても仕事の範疇に入る分野です。
BtoB映像は通常、一般視聴者ではなく限定的な視聴者を対象にして制作しますので、こうしたBtoC映像はずいぶん作り方が違います。
BtoC映像は、あくまで一般市民の興味レベルで掘り下げ、できるだけ平易で分かり易い表現に落とし込まなくてはならなりません。そして「視点」は客観的(ジャーナリスティック)なポジションに置くことが一般的です。
いっぽうBtoB映像は、視聴者Bに一定以上の知識・情報があることを前提としてつくります。そして「視点」は発信者Bの主観である場合が多いのです。
この「視点」と「対象」の大きな違いが、手法やシナリオ、取材方法などすべての面での制作スタイルの違いになっていて、BtoB映像制作会社の取材風景と放送局の取材風景は、見た目にも印象が違います。
BtoC映像制作はやはり、放送局制作部にとっては「お手の物」。
何よりも有利なのは、撮影(取材時)に「○○放送局です」と名乗れば、大概の取材相手は身を乗り出して取材に応じるからです。
いっぽう我々、インディペンダントの制作会社は、会社名を名乗っても「なにそれ」「知らない」と言われて、「あとにしてくださ」と言われるのがオチ。
メディア力やメジャー力を背景にすると、楽に仕事ができる。
そこだけは僕らは勝てません。