目で見えるようにすることの意味を再認識する映像
ご存知日本を代表する企業・ヤンマーは動画を使ったマーケティングは積極的に行っていて、もちろん予算をかけた立派な映像作品も多いのだけれど、こちらはものの30秒も無いような「ほぼ撮りっぱなし映像」。
セールス先の農家に「で、どうなのよ?」と訊かれたら「こういうことなんです」とこれを観せれば「ああ、ああそういうことね」と商売成立!?これぞ映像の仕事。わざわざオープニングとかタイトルとか付けない方が、むしろリアリティがあって効果的。プロの映像職人が出る幕が無い!?
と思うのは早計。
これらの映像を撮影している方は社員の方かも知れませんが、撮影に適した畑をもつ農家(あるいは実験農場?)に話をつけて、お天気が良い時を狙って、余計なものが映らないよう気を配りながら撮影する・・・。そうしたマネージメントがちゃんとしていることが、こうした映像を効果的にする条件です。天気が悪かったり、ブルーシートが散らかったりしている背景では、商品イメージも台無しです。
撮影技術とか編集技法とかでは無い面、制作マネージメントの品質が完成する映像に大きな影響を与えます。
「マネージメント」に注力するかどうかも、プロとアマを隔てる大きな要素なのです。