利害関係者(ステークホルダー)にだけに訴求するBtoB映像の真骨頂
こちらの企業は、もともとが録音、録画のための磁気テープの製造・販売で成長しただけあって、コンテンツの質が企業イメージに与える影響をよく理解しておられると思います。とても端的に、新分野に賭けるこの会社の事業戦略を短尺で解説しています。
それにしても、再生回数が少ないことが気になる人も多いことでしょう。このYouTubeムービーも、この記事を書いている時点で、多いものでも200回に満たない再生回数です。
しかし、こうした映像の効果は対外的なことよりも、企業内部での士気の高揚、目標の共有という面で力を発揮します。YouTubeは公開のためのツールですが、まず公開されているということで、社員のみなさんにとっては、これを捉える意味が違ってくるのです。そして、再生回数が増えていけば、さらに社員にはそれが誇りになります。
企業にとってのステークホルダーは、まず社員の皆さんです。
それに向けた明確なメッセージの発信は重要です。
余談ですが、この映像のナレーションは真中了さんですよね?(違ったらすみません)
実は僕も以前、大手自動車メーカーの企業ビジョンを映像化した時にナレーションをお願いしました。なぜか、こうした企業ビジョンを語る声として、とっても似合って感じるんですよね。どうしてだろう?