「ブライダル系」は今ではオシャレな印かも
その昔の映像制作業界では、ブライダルビデオ制作会社は素人扱いをされていて、実際にたまにCMやVPを作ってみても、たしかにちょっと残念なものだったけれど、ブライダルビデオ業界がJASRAC問題や自前で撮影する人も増えたことで、受注件数を減らしていき、その過程でBtoBビデオ業界に進出。すでに一眼ムービー画質が当たり前になっていたブライダルビデオの制作作法をそのままBtoB業界にも持ち込んだため、むしろ新鮮味がある「オシャレ感」のある映像が既存のBtoBビデオ業界に新風を持ち込んだ格好になった・・・と僕は見ている。
ただし、それでも少し前までは編集技術(センス)もグラフィックデザインも、やはり専門の勉強や経験を積んだクリエーターには及ばないものだった。
ところが、どうだ。
この映像を制作している会社は、完全にクロスオーバーした事業展開を実現しているではないか。企業ビデオ(BtoB映像)は〝オートクチュール〟というカテゴリーで表現することで、むしろVP(これもBtoB映像の別称)業界的ダサさを回避するというイメージブランディング。
上手い。
企業規模も大きくて、僕なんかにあーだこーだ言われる筋合いはない!だろうが、いよいよ映像プロダクションもこういう段階に入ってきたのか、と感慨する。
シナリオ ☆
オリジナリティ☆
デザイン ☆☆☆☆
サウンド ☆☆
演出安定感 ☆☆