こちら、なかなか良くできています。
いっぽうこちらも、これはこれでよくわかります。
鋳造工程を説明するために製作したと思われる、この2つの3DCGアニメーション。
CGの質感やいちぶの形状に違いはあるものの、アニメーションのストーリーは瓜二つです。
ここまで類似していると、さすがにどちらかがどちらかをパクったのではないか?
と思っちゃいます。
あるいはひとつのCG製作会社が2つの会社に予算違いで納めたのかも知れませんね。
3DCGの製作工程は、モデリングという「形状づくり」に始まり、テクスチャーという表面を貼り付け、光源などの調整で質感を生み出し、そのあといよいよ、それをどう動かすかというアニメーションの作業があります。
いくら上手に、リアルに形状や質感が描けたとしても、アニメーションの設定によっては、こうした製造工程の説明もよくわからないものになりますので、どの角度から、どの範囲を、どう動かして観せるかというストーリー(絵コンテ)のプランニングこそ、重要な創作作業なのですが、これが結構面倒で難しい。
しかしクライアントには、CG製作作業に入るよりも前に提案して承認をもらわなくてはならないものでもあります。
こうした時に、すでに絵になっているどころか、3DCGアニメーションになっているサンプルがあれば、もうこれを見せるだけでOKですから、上に挙げた2本の作品制作者のどちらかは、大変楽をして仕事を済ませたと言えます。
ズルい。
けど、日本のWEB上にBtoBで創作された3DCGアニメーションは、本当に少ない。
ところが上記の例のように海外にはけっこうあるので、参考にすることは悪いことではないだろう。