Tomizo Jinno
Mar 5, 2018

25周年記念制作短編ムービー(やさしいキモチでいっぱい)

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Edited: Mar 5, 2018

とてもシンプルな周年記念映像だけど、よくできている

僕が映像制作業界に入って間もなく、業界で有名な監督が講師となり「映像制作者としての心構え」みたいなテーマの講習会があった。

本編映画であろうと産業映画であろうと、テレビ番組・CMであろうと、映像をつくることに関わる人間は「こうあるべき」と、おおかたひとつの価値観に統一されていた時代だ。つまり今の時代は逆で「何でもあり」。てな話は置いといて・・・。

 

なぜその講習のことを思い出したかといういうと、たしかある福祉施設の紹介映画を題材に監督が、「この作品のどこが凄いとおもうか?」という問をしたのに対して、僕が「マイクやケーブルや照明機材が映り込んでいる映像を使ってしまっている」「普通こんなカットはNGだ」「でもむしろ、そこにこの映像の迫力を感じる」てなことを言った記憶。とにかく入所者のありさまが「鬼気迫る」様子だったのだ。それはそれでリアリティ満点なのだが。

 

今日紹介する映像は、知的障害をもった人たちがイキイキと働く姿を、気負いなく捉えている、それこそ「やさしい映像」だ。僕が記憶している例の福祉施設の映画は、この対局にあるような激しい映像だった。と思う。

 

しかし、このやさしい映像には、もうひとつ素晴らしい着眼点がある。

それはこうした周年記念の映像というのは、たいがい過去から現在への道のりを辿り、そして未来へ、という構成がほとんど。だが、この映像は現在から過去へ遡り、やがて出発点となった場所に戻る。

未来に向かっていく映像のエンディングは「未来を創ろう!」みたいなオチになるのが定番だが、そのオチはそれこそ奈落に落ちるかもしれない不安を伴っている。

いっぽうこの原点に戻るタイプの映像は「ここは私達の居場所」「これからも変わらずにここにあるよ」という、そんな安心感を感じさせる効果があると思う。

いつかまた周年記念映像の仕事がきたら、これやってみよっと。

  1. シナリオ   ☆☆☆

  2. オリジナリティ☆☆

  3. デザイン   ☆

  4. サウンド   ☆

  5. 演出安定感  ☆☆

 

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  • Tomizo Jinno
    Oct 15

    手前味噌ですが、株式会社映像設計がつくったインフォグラフィックスムービーです。 とかく難解な保険商品を「動く図解」で説明しています。 ここにシェアした「介護・認知症保証」篇(ほかに12篇あります!)は、なんと7′35″もある作品ですが、たぶん視聴ターゲットになり得る方だったら最後まで視てしまうのではないかと思います。 インフォグラフィックスムービーでいちばん大事なのは「シナリオ」です。難解なテーマをすんなり腑に落ちる論理展開で構成しました。どうぞご覧ください。
  • Tomizo Jinno
    Sep 27

    構成も演出も非常に安定していて、隙がないつくり。 なによりも出演者を厳選して、しかもちゃんと新規に撮っている映像ばかり(と推察)。 こうした仕事の要はプロデューサーの力量とクライアントとの信頼関係。 ところで、一般の目からは、こうしたいい仕事をした人が誰なのかななかわからないこの業界。そこんところなんとかならないものだろうか。
  • Tomizo Jinno
    Sep 27

    「週刊」などと銘打っておきながら、めちゃめちゃ久しぶりの投稿。 こちらのような巨大な企業体の企業紹介となると、様々な産業であるばかりでなく世界中にネットワークが拡がっているので、映像もめちゃめちゃ広範囲な取材が必要になる。 だから、たぶんこういう映像の場合、過去に撮った映像を集めて編集するのだろう。だが、この映像に使われているカットはどれもカッコよく、品位も揃っているので、まさか全部新規撮影!?いやいやいくらなんでもそれはないだろう・・・羨ましすぎる。 構成もシナリオもオーソドックスそのものだが、オーソドックスが作れる人材も少なくなったんだろうなあと思う。だってもうみんないい歳だから。

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